【キャンプNEWS】救急救命法の内部研修

日常的に山村留学や学童の現場を持ち、年間を通してこどもたちと共に活動している私たちは、夏キャンプを前に、隔年でスタッフ向けの救急救命法「メディック・ファーストエイド(MFA)」講習を行っています。今回は、小児救命救急法インストラクターでもあるスタッフのみけ(村上)が講師を担当し講習を受けました。資格を持つスタッフは、保育園や学校のPTA講習、夏キャンプ前のボランティア向け講習などにも携わっています。

今回の講習は、全年齢を対象にした心肺蘇生法とAED使用に特化した内容。大人だけでなく、小児・乳児への対応も学びました。主に小中学生を対象に活動する私たちにとって、欠かせない学びです。

▶グリーンウッドのリスクマネジメント講座について

 

意識はないものの呼吸がある人に対して行う「回復体位」や、血液だけでなく、嘔吐物や排泄物の処理、感染症の疑いがある場面などで、自分と相手の双方を守るゴム手袋(バリア)の着脱など、実践しながら覚えていきます。

心肺停止を想定した実技ではマネキンを使い、119番通報までの流れや胸骨圧迫、レスキュー呼吸、AEDの使用方法を練習します。乳児、小児、大人のマネキンとそれぞれ訓練しましたが、胸骨圧迫の負荷もそれぞれ。小児でもやり続けるとなるとそれなりの体力が必要です。実際の現場では救急車が到着するまで続ける必要があるため、多くのスタッフが対応できることの大切さを改めて実感しました。

 

特に小児や乳児は、誤飲や溺水など外的要因による心肺停止が多く、「いかに予防するか」が重要です。今も幼児を育てる身としては、「ご飯を喉に詰まらせる」「気づいたらマグネットを舐めている」といった話は聞かなくもないので、お餅を食べるときなどはこちらも気にかけますし、こども自身にも「詰まりやすいからよく噛むんだよ」と話をします。自然体験も同様に、リスクがあるからこそ予防できるものは予防し、こどもと共にリスクをコントロールすることが大事だと感じます。チョーキング(喉詰まり)の解除方法などもしっかりと学ぶことができました。

受講直後の今は「もしもの時も動けそうだ」と感じています。ただ、実際にその場に直面すると、適切に動けるのか、何度訓練をしても不安の払しょくには至りません。でも、だからこそ、頻繁に受講することが「いざ」という時の準備になるし、繰り返しているからこそ身についているものが確かにあると感じます。そして自然体験を提供している身としては、事故を起こさないよう万全を尽くさねば、と思うばかりです。
本当に大切なのは、緊急事態を起こさないためにリスクをコントロールすること。そのためには環境整備やスキル習得だけでなく、セーフティトークを通して、参加者と一緒に危険を減らしていく視点も欠かせません。

そして万が一の時に行動できるよう備えておくこと。私自身、講習で配布された簡易ファーストエイドキットを車に常備しています。事故に限らず急な心停止など、ないわけではありません。「知らない人だから」「状況がわからないから」と関わらないことは簡単です。でも、困っている人がいた時に自分の「できる」ことを持ち寄ることができるように、日頃から準備をしておきたいと思います。