だいだらぼっちで出会った人たちが自分に与えた影響は大きいと感じます。自分も誰かのそんな存在になりたいと思い英会話教室を続けています。
だいだらぼっちの卒業生にインタビューするこの企画、今回はだいだらぼっち12期生のみたらしです。みたらしは、だいだらぼっち十二年目と十三年目(1997・1998年度)に、小学5・6年生の二年間をだいだらぼっちで過ごしました。なかなかバラエティに富んだメンバーの二年間でしたが、特に女子はキャラも実動も強い感じのメンバーばかりで…(笑)。その中では一番前に出るタイプではないけど、いろいろなことをやっていたように思います。いたずらのようなおふざけも大好きで、思い出すのはとにかく笑っている顔!悩んでいることもよくあったけど、本当に箸が転がっても笑う年頃だったので、目の前で箸を転がしたことがあるのですが、めちゃめちゃ笑い転げてました。そんなみたらしとは本当にしばらく会っていません。いったいどんな大人になっているのか、お話が楽しみです。それではインタビュースタート!

ーみたらし、お久しぶりです!本当に何年会っていないのかわからないくらいお久しぶりです。お元気でしたでしょうか。早速ですが、簡単に自己紹介をお願いします。
みたらしです。1997〜1998年度、小学5、6年生の2年間をだいだらぼっちで過ごしました。今は名古屋市で夫と2歳の娘と三人で暮らしています。
学生時代にはオーストラリアへ語学留学をし、帰国後に看護師免許を取りました。看護師免許は、旅行や起業を想定して身軽でいる為に取得しました。その後は看護師のお仕事をしながら、英会話教室を経営していましたが、2年前に出産し現在は育休中で主婦をしています。英会話教室はオンライン授業のみ続けています。何より海外旅行が大好きで、36カ国を旅しました。
ー看護師をしながら英会話教室経営ってめっちゃ大変な気がしますけど、どうやって両立していたのですか?
英会話教室は、私が看護師の仕事で出勤できない日は講師に任せ、週2、3回出勤していました。褒められたものではないけれど、自分のプライベートを犠牲にして両立していました。
ーそうなっちゃいますよね。きっと体力的にもメンタル的にも大変だったでしょうね。みたらしはあくまで経営者ですか?みたらしが教えることもあるのですか?
私の業務は管理が中心ですが、子どものレッスンのいくつかを受け持っていました。大人のレッスンがメインだったので、教える時間は少なかったです。
ーそれでもやっぱり教えてもいたのですね!小学生のころからのタイムラグなのでなんだか驚きです。
それにしても36カ国ってすごい数でびっくり!最初に海外に行ったのは何がきっかけで、どこに行ったのですか?
学生時代に友だちと行った台湾旅行がとても楽しくて、その後は友人が住んでいるタイやインドに遊びに行って、プランを立てない自由旅行の虜になりました。

ー海外にお友達がいると、出かけるきっかけになりますよね。うらやましいですね。
みたらしは今何をしていますか?それはどんなことを想ってしていますか?仕事もですが、その他にも家族の事や趣味のことなど、色々含めて教えてください。
現在は主に主婦業をしています。夫は会社員ですが毎月海外出張へ行ったり、帰りも遅い為、平日はほぼワンオペで家事育児に勤しんでいます。毎日あっという間に夜になり、娘を寝かしつけながら一緒に寝てしまう生活です。子どもの成長の第一発見者になれる喜びを感じながら毎日を過ごしています。ありふれた公園も、今までは目に留まらなかった道端の動植物も、娘とならまた新しい気持ちで楽しむ事ができます。同時に私に知識や経験がないと娘に教えられる事は限られるし、私自身にも学びが必要だと感じる毎日です。子育ては全てをゼロから学び直して生き直してる感じもあリます。
自宅では麹や蒸籠を使った無添加の食事を心掛けています。私はアトピー体質で、スリランカでアーユルヴェーダ治療を受け食事の体への影響を身をもって知りました。娘はアレルギー体質なので、食事に気をつけて暮らしています。
ー子育ては全てをゼロから学び直して生き直している感じもある、ってめっちゃ言い当てている気がします。確かに…!お仕事で大変だったことや困ったことはありますか?また、それらをどう乗り越えてきましたか?
英会話教室では外国人講師を雇い、従業員と経営者の気持ちの相違を感じたり、能力の差があったりで、理想のレッスンを提供できない事がありました。それを乗り越える為に、マニュアル化や細かい指示を出したり、根気強く自分の想いを伝えてきました。
また開業当初は、英会話教育の高額なレッスン料金や教材費に疑問を感じ、できるだけ敷居の低い金額で英会話を学べる環境を作りたいと考えていました。しかし質の高いサービスや人材を集める為にはそれなりの金額が必要が必要だと気が付きました。この点はまだ乗り越えておらず、今後の課題です。想定していなかった部分で躓く事がとにかく多く、やってみないとわからない事ってたくさんあるんですね。

ー何をするにしてもやってみないとわからないことだらけですね(笑)。お仕事をしていてよかったと思うことや、一番の思い出などあれば教えてください。
育休に入っても変わらずオンラインで続けてくれる生徒様や、再開を待ってくれている生徒様、迷惑を掛けてしまったけれど、自分の作ったサービスを望んでくれる生徒様たちがいる事に、喜びとやりがいを感じます。また、仕事を通じて海外や異文化が好きな仲間が増えた事、経営者仲間が増えて切磋琢磨できる関係を築けてとても楽しいです。
ー待っていてくれる、必要としてくれる人がいる、ということは、それだけみたらしが誠実にお仕事に取り組んでいるということですね。やりがいも感じられて、素敵な仲間が増えて、とてもいいお仕事をしているんですね。
今のお仕事に就くまでに、みたらしが体験したことなどきっとたくさんあると思うので教えてください。
よく旅行へ出かけるので、危ない事はなかった?と聞かれる事が多いけれど、それ以上に世界の人の優しさを感じました。異国の方にいつも助けられたし、おもてなしを受けました。また生まれながらの不平等さも知りました。様々な国で出会った景色や人々、そんな多様な世界と今自分がいる場所が繋がっている事。自分がその世界に生きている事をいつでも感じられます。私の英会話力は決してネイティブレベルではないですが、コミュニケーションが取れる事で知った事はとても大きくたくさんあります。
ロシアでは地元の方にプーチンさんについて語りました。モロッコではアラビア語を教えてもらいました。宗教や生活習慣の違いも知りました。韓国人からは領土についての意見を求められる事もありました。各国で宗教や生活習慣の違いを知りました。旅行先で意見交換ができる楽しみと同時に、自国の事をあまり答えられず、恥ずかしい思いもしました。
英会話ができなくたって、海外生活はできるし、英会話ができる事が魅力的な人物に直結するとは考えていません。しかし海外留学や旅行の経験を通して、英語でコミュニケーションがとれる事で将来暮らす場所も、関わる人も、選択の幅が広がると考え、英会話教室を開講しました。
ー身を持った体験からたどり着いたやりたいことなんですね!とっても素敵なお仕事をされていることが良く分かります。
ところで、みたらしは結婚されていますが、家庭をもって、こどものころには気づかなかったことや改めて感じたことなど何かありますか?
自分が親になり、子どもにはたくさんの経験を積んで、人生を豊かにして欲しい、そのサポートを自分のこと以上にしたいと思う様になりました。だいだらに参加されている子どもの親御さん方もそんな気持ちをお持ちではないでしょうか。私は子ども時代に特別な経験を与えてもらえて、改めてありがたい事だったんだって実感します。
ーインタビューの初めの方で言ってた「子どもの成長の第一発見者になれる喜び」っていう言葉がすごく印象に残っているのですが、第一発見者になることが難しくなるのがだいだらぼっちだと思うんですよね。ま、そこまで幼少期ではないにしても、これって親にとっても大きな決断だと思うのですけど、みたらしだったらその決断できますか?
確かに親にとっても大きな決断だよね。私にはできないかも、心配で(笑)。どうやって決断されたのか、教えてもらいたいです。
ーふふふ。決断せざるを得ない時がきたら、いっぱい考えてあげてくださいね!今はできないと思っているけれど、みたらし自身がさせてもらっているから、きっとみたらしも決断できると思いますよ。自分が親になってみて、改めてご両親に思うことってありますか?
だいだらぼっちへの参加や海外留学などやりたい事を全て挑戦させてもらえた事を、とても感謝しています。そのお陰で今どこへでも行ける自分がいるんだなと今回のインタビューで感じました。今楽しく生きていられるのも、両親が信じて送り出してくれたからです。
ーご両親に感謝ですね。かなり個性的なメンバーが多かったですが、みたらしがいたころのだいだらぼっちはどんな感じでしたか?
こどもたちがやりたいと言った事を、一緒に実現してくれる環境でした。発案したイベントを、一緒に楽しみながら行ってくれた相談員にも感謝しています。
20人もいた為、いつも賑やかで、みんなキャラクターの強いメンバーでした。また、小学生ながらにいつも色んな事に悩んでいた覚えがあります。夜遅くまで毎日話し合いをして、納得がいくまでとことん話し合って、もどかしい気持ちもありながら生活していました。楽しい事だけじゃなくて、辛かったり悩んだり。そんな思い出もあります。

ーどの年もとことん話す話し合いはありますね。楽しいことだけじゃないとちゃんと覚えていてくれているのがなんていうか、ここでの暮らしがちゃんとみたらしの身になっている感じがします。だいだらぼっちでの暮らしは今のみたらしにどんなふうにつながってますか、あるいはどんなふうに位置づいていますか?
社会に出たり、多種多様な人たちと関わる中で、自分の考えを伝えることは常に必要です。だいだらぼっちでとことん話し合って鍛えた経験はきっと活きていると思います。元々引っ込み思案だったので、だいだらぼっちでは、良くも悪くも性格的に強くなった気がします。
また、だいだらぼっち相談員やOB・OGは海外経験のある大人が多く、その影響を受けました。海外へたくさん行っているなんてかっこいい!と、思った事をよく覚えています。
地元では身近な大人は限られていたので、だいだらぼっちで出会った人たちが自分に与えた影響は大きいと感じます。だいだらぼっちを卒業してすぐに英会話教室へ通いました。自発的に習った初めての習い事だった気がします。だいだらぼっちへ行かなければ、英会話を習う事も海外留学をする事もなかったかもしれません。自分も誰かのそんな存在になりたいと思い英会話教室を続けています。
ーきっともうすでになっていると思いますよ。
そんなみたらしが今夢中になっていることはありますか?あれば教えてください。その魅力も!
今も昔も変わらず旅行が大好きです!日本ではなかなか出会えないような色彩、喧騒、初めての香り、食べたことのない味など五感を揺さぶる体験がたくさんでき、その時の高揚感が染み付いて海外旅行にハマりました。旅を始める前は、世界の絶景の本や世界の車窓からにときめいていましたが、今は異文化、生活習慣などを観察する事を楽しみに旅行しています。旅の中で多くを占める移動時間にあれこれ思考を巡らせる事も好きです。答えが出ない内容でも、思考が心に落ち着く瞬間がありその瞬間も大好きです。
ーインタビューの雰囲気からすごく充実した日々を送っているんだなって感じました。差しさわりがなかったらご主人とのなれそめを教えてください。
夫とは婚活パーティーで知り合い、一年半くらい交際して結婚しました(笑)。お互い仕事が忙しかったので、毎週末一緒に仕事をするデートでした。周りからは、仕事も旅行も結婚も全部欲しいなんて無理と言われていましたが、私の自由さを受け入れてくれる相手と結婚できて良かったです。
ー素敵なパートナーと巡り合えてよかったですね!そんなみたらしの夢を教えてください。
子育てが落ち着いたら、対面英会話教室の再開をしたいです。自分の教室から世界に興味を持つ人がいれば、とても嬉しいです。また主人の実家に引っ越す予定なので、その敷地にお気に入りを詰め込んだ楽園を作りたいです。南フランスで歩いた石畳を敷いて、好きな花を植えて…そこで家族で穏やかに過ごしたいです。

ー本当にこのインタビュー、ここのところ夢を聞くと穏やかに暮らしたい、と答えるメンバーが多いように感じます。それだけ体に暮らしが根付いているということなのでしょうか。
最後に今のだいだらぼっちのこどもたちにメッセージをお願いします!
だいだらぼっちの生活を通して、環境が自分のアイデンティティに与える影響は大きいと大人になってわかりました。ご両親が与えてくれた貴重な機会です!興味がある事にどんどん挑戦をして、自分の好きな事や、強みを見つけてくださいね。
たくさんのチャレンジをしてきたみたらしだからこその言葉ですね!素敵なメッセージをありがとうございました。
小学生だった頃からはなかなかイメージつかないくらい素敵なLadyになったみたらしに驚いたみけです。今日はありがとうございました!

小学生の時、もともとは引っ込み思案だったとインタビューで言っていましたが、積極的にいろいろなチャレンジもしていました。(実はいたずらもしていましたけど:笑)確かに先頭に立つタイプではなかったとは思いますが、野焼きで母屋前に大きなオブジェをつくったり、椅子をつくって自分の手で持って電車で帰ったり、登山にもたくさん出かけたりと、ほかにも様々なチャレンジをしていたと覚えています。本人がインタビューで、暮らしの中で自分の考えを伝える、ということの必要性について言っていますが、赤の他人が20人も一緒に暮らすのですから、自分のやりたいことを実現させるためにも、仲間と協力するためにも、必要不可欠な要素だとみけも思います。そのことが今のみたらしの中でも活きていて、何より今もチャレンジし続けていること、そしてそのチャレンジを楽しんでいることがとっても嬉しかったです。忙しいとは思いますが、ぜひご家族で顔を見せに来てくださいね。楽しみにお待ちしています!
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こどもと大人が力と智恵を出し合って暮らしをまわしていることに魅力を感じ、1990年よりグリーンウッドに参画。今もだいだらぼっちのこどもたちや地域のこどもたちと日々奮闘中!寄る年波には勝てないので一緒に走り回ることはできないが、こどもたちと一緒にあちこち歩き回ったりキャンプしたりするのはできる。今のお気に入りは虫のいない季節に野宿して夜空を眺めることと、帰ってきたOB・OGと一緒にお酒を飲むこと!。
