アジアこども山賊キャンプ! ~こどもたちのアジア連合を創るその日まで~

中国大連に渡った。
信州こども山賊キャンプの思い出会を終え、次は「アジアこども山賊キャンプ」に合流するため国外脱出である。
「アジアこども山賊キャンプ」とは、北東アジア6か国(モンゴル、ロシア、中国、韓国、北朝鮮、日本)のこども交流キャンプのことである。
正式名称を「Kids’ AU(こどもたちのアジア連合)キャンプ」という。
2001年から初めて、今年で18年目(18回目)となる。

▼ボールひとつあれば皆仲良し

この6か国は、国の名前を見てわかる通り、一筋縄では仲良くなれない国々だ。
少なくとも大人の世界では。
でも、大人の世界はいろいろあるけれど、こどもは理屈抜き思い切り遊んで、身体で平和を感じてほしい。
こどもの頃に仲良くなろう。
そうすればきっと、友達のいる国とは戦争しないよね。
そんなシンプルな想いを寄せたアジアの若者たちが18年前に夢を語り合った。
こどもたちのアジア連合(Kids’ AU)」を、いつか創りたい。
その夢のもとに、18年前に始めたこのKids’ AUキャンプ
私も夢を語り合った若者の一人だ。
もう18年か。

▼こどもたちは、自分の国の料理を披露する

中国大連の小さな離島に、北東アジア6か国のこどもたちの大きな輪ができた。
無心にただただ群れて遊んでいる。
こどもたちの歓声、降ってくるような離島ならではの星空の瞬き、身体を包む優しい潮風、そして飛び交う6カ国の言葉と歌。
ここには確かに、平和の音が聞こえる。

今年もこのキャンプの実現に動いたアジアのカウンターパート:仲間たちにまずは感謝。
18年やってくると、過去に参加したこどもたちが立派な青年になりつつある。
アジアの青年たち、次は君たちの出番だ。
アジアのおじさんおばさんたちは、アジアの平和のために行動する君たちを応援するよ。
来年度は、モンゴルの大草原での開催が決まった。
また一歩、平和な社会に近づく。

▼北東アジアの若いスタッフたち

がんばろう

代表 辻だいち