こんにちは、みけです。
泰阜の保育園の年長さんと一緒に自然を楽しむやすおかたんけん隊あんじゃねっこ。
今回は村の中にある標高700mくらいの山に登りました。
やすおか保育園のこどもたちは、自然豊かな中で育っています。園の近くの森にもよく遊びに行っているのですが、いつもの森よりも本格的な「登山」は初めて。みんなちょっとドキドキしているようです。
登る前に、いくつか気をつけることを話します。
山の中にはいろんな生き物がいていろんな草木があります。中には直接触るとかぶれてしまうものもあるので、まずは軍手をはめてもらいました。服装については事前に案内してあったので、みんな長袖長ズボン。これだけでだいぶ安全に遊ぶことができます。
細い道が多いので、1列で歩くこと、急な道では足も手も使って登るなど、いくつか確認して、いざ出発!
始めのうちは割と広かった道も、進んでいくうちに細くなりました。
道の両側が崖なので、こどもたちはドキドキしながら登っていました。
普段から森の中で遊んでいるので、みんな足腰がしっかりしています。
それでも頑張らないと登れないところも何か所かあります。
そんな時は手も使って4本足になって登る、はじめの話をちゃんと聞いていてくれたので、急なところも上手に登ってこれました。
頂上に着くと展望台が…!
みんな吸い込まれるように入っていきます。
この日は暑すぎず寒すぎず、山のぼりにはちょうどいいお天気でした。
展望台からの眺めはご覧の通り!
お約束のように「ヤッホー!」
この景色が見られるのは頑張って登ってきた人だけ!
この眺めだけで大変だったことは吹っ飛んでしまうのです。
ひとしきり叫んだ後は探検に出かけたり、
展望台や橋の上と下で釣りごっこをしたり、(獲物は近くに生えているワラビ!?)
何やら生き物を見つけたり、
大きな葉っぱを見つけたり…
思い思いに遊びました。
思う存分遊んだ後はお楽しみのお昼ごはん。
食べやすいようにおにぎりを持ってきたのですが、こどもたちのおにぎりは多種多様!
おにぎりの具におかずを入れてもらっている子も多く、唐揚げやコロッケが入っているおにぎりもありました。
おなか一杯になった後、もうひと遊びして山を下りました。
これは山の生き物や次に来る人への置き土産として置いてきた葉っぱのお面です。
お面も楽しそうですね!
登りよりも下りの方が怖いところもあり、再びちょっと緊張しながら、おしりも使って無事に下りました。
大人からしたら大した登山ではありませんが、年長さんにとっては大きなチャレンジの初登山。
初めは緊張と楽しみとが混ざっていたこどもたち。
登り出したらふざける子もほとんどおらず、頑張らないと登れないところも数か所あったのですが、手も足も自分の身体を目一杯使って、人を頼らず、まわりの子は大丈夫かな、と気遣いながら頂上まで登り切りました。
「やまにのぼる」ということが身体も鍛えてくれるし、「頑張る心」や「思いやりの心」も育んでくれるのです。
頑張ったからこそ出会える頂上からの眺望は何物にも代えがたいごほうびです。
「もっと遊びたかったな」「また行きたい!」とこどもたち。
今回のやまのぼりが、こどもたちの育つこの村を大好きになる一つのきっかけになってくれたら、こどもたちの周りにある自然を大切にすることにつながってくれたらうれしいです。

こどもと大人が力と智恵を出し合って暮らしをまわしていることに魅力を感じ、グリーンウッドに参画して35年目。今もだいだらぼっちのこどもたちや地域のこどもたちと日々奮闘中!寄る年波には勝てないので一緒に走り回ることはできないが、こどもたちと一緒にあちこち歩き回ったりキャンプしたりするのはできる。今のお気に入りは野宿して夜空を眺めることと、帰ってきたOB・OGと一緒にお酒を飲むこと!。