遊びも暮らしも自分たちでつくる!「川あそび山賊キャンプ」 / 日本財団連携事業

スタッフのうっちゃんです!

8月29・30日の一泊二日で、諏訪市の一般社団法人「フォースマイル」のこども8名とスタッフ3名が「川あそび山賊キャンプ」に挑戦しました!
このキャンプは昨年度から実施している日本財団「第三の居場所」事業の取り組みで、今回は夏初開催の川あそび山賊キャンプです。

「やりたい!」が詰まった2日間、スタート!

まず最初に、一緒に過ごす仲間に自己紹介。ちょっぴり緊張した様子でしたが、キャンプネームの由来を聞き合ったりと、少しずつ会話が生まれていきました。
そして始まった「山賊会議」。こどもたちがやりたいことやどう過ごしたいかを自由に出し合います。
「工作!」「川遊び!」「肝試し!」「だるまさんが転んだ!」
「はいはいはい!」と次々に手が挙がりました。
みんなの「やりたい!」を詰め込んだ、フォースマイルオリジナルのキャンプが始まりました!



「晴れろ~!」雨の日だからこそ生まれた「儀式」

山賊会議でやりたいことが出て、ついにキャンプがスタートしましたが天気はあいにくの雨。
分厚い雲が空を覆っていました。

しかしこどもたちはめげませんでした!

「晴れを呼ぶための儀式をしたい!」という声が上がり、「これ、儀式に使えそう!」と石や葉っぱ、竹を集めて、みんなで準備します。そして最後は、
「晴れろ~~~!!」
と、空に向かって祈りを捧げます。
スタッフの頭には最初は「儀式……?」という疑問符が浮かびましたが(笑)、こどもたちは真剣な様子で儀式に取り組みます。
まさに、雨だからこそ生まれた遊びです。
「晴れてほしい」という思いを、自分たちで遊びに変えてしまう。そんなこどもたちの発想力が光っていた時間でした。




「遊びをつくる」のはこどもたち!

夜はみんなのこだわりが詰まりに詰まった、きもだめし&キャンプファイヤー!

悲鳴と楽しそうな声が響いていて、最後の振り返りでも「怖くて楽しかった!」と大きな反響でした。

また、「火をつける練習をする!」と予行練習を重ね、本番に臨んだキャンプファイヤーでは、見事に大きな火を焚き上げたりと様々な遊びが生まれました。

そしてもう一つ印象的だった遊びが、こどもたち主催の「オークション」!
川で見つけた石や、木工でつくった作品など、自分たちがこのキャンプで見つけ、作った自慢の品が並びます。
それぞれに手渡されたのは、一人10万円の手作りのお金。
「いちまん!」
「いや、じゅうまん!!」
と、手持ちのお金と相談しながら熱い競り合いが繰り広げられました(笑)。
「こんな遊びがしたい!」から始まったアイデアが、実際の遊びになっていく。
こどもたちの「遊びをつくる力」が存分に発揮された時間でした。



「暮らし」も、自分たちでつくる

ただ「遊んで楽しかった!」で終わらないのが山賊キャンプです。夜ご飯もみんなで作ります。最初のメニュー決めでは、「何をつくればいいの・・・」となかなか意見が出ませんでした。しかし、高学年の子たちが「調味料はこれがある!」「なに作りたい?」と、話し合いをリードし始め、その場のみんなの意見を集めてメニューを決めていきました。料理作りが始まると、「包丁で切りたい!」「炒めてみたい!」とそれぞれがやりたい作業を見つけていました。
野菜を細かく切ることにこだわる子、「こんなに目が痛いんだ!」とぼろぼろと涙を流しながらタマネギ切りに挑戦する子。
料理をするという一つの活動の中にも、一人ひとりの挑戦がありました。やはり「メニュー決めが難しかった」という声もありましたが、難しさを感じながらも仲間と料理を完成させた、という経験はこどもたちにとってとても大きなものだと思います。



最後は「晴れた川」!

そして二日目ではみんなが待ちに待った川遊びができました!
昨日は雨で肌寒かった川も、この日は青空。
滝つぼで滝行をしたり、水を掛け合ったり、石や虫を探したり。
それぞれが自分の楽しみ方を見つけて、思い切り川を満喫しました。
「昨日の儀式が効いたのかも……?」
なんて声も(笑)。
みんなの「晴れてほしい!」という願いが、届いたのかもしれません。



こどもたちのパワーと支えてくれたボランティアの挑戦

雨から始まった今回のキャンプ。普段は家でゲームで遊ぶ子が多いのではという中で、どこまで身体を使って遊べるか不安なところもありました。しかしこどもたちは儀式やオークションなどの遊びを生み出し、めいっぱい2日間を通して遊ぶことができました。こどもたちの発想は無限大でした!

その活動を支えてくれた高校生ボランティア2名は、実は普段フォースマイルの利用者さんです。2人とも初めてのボランティア活動でしたが、サポートされる側からサポートする側に回り、慣れないこども相手の活動にも安全管理や声掛けなどたくさん支えてくれました。そうしたボランティアさんの挑戦と支えがあったからこそ、今回の活動も終えられたと思います。今回の活動をやり遂げられたことは、2人にとっても大きな自信につながったようです。

こどもたちから学んだこと

今回のキャンプで印象的だったのは、こどもたちが遊びを見つけ出す力でした。雨が降れば、晴れを呼ぶための「儀式」が始まるり、川で石を見つければ、それがオークションの商品になりました。何気ない出来事や目の前にあるものから、次々と遊びを生み出していくこどもたち。大人が用意した遊びを楽しむだけではなく、自分たちで楽しみを見つけ、みんなを巻き込みながら遊びにしていく姿を見て、こどもたちには、日常の中にある楽しさを掴み取る力が秘められているのだと感じました。一方で、ごはんづくりや掃除、片付けといった暮らしの仕事にも、一生懸命取り組む姿がありました。暮らしの仕事は大変でもあるし、めんどうくさいと感じることもあると思います。ですが、仲間と一緒に「楽しい」に変えることができるし、遊びも暮らしも、自分たちの手でつくっていくことができる。どちらか一方ではなく、遊びと暮らしの両方があるからこそ、キャンプで過ごす時間は豊かなものになると、フォースマイルのみんなの姿を見て感じました。
こどもたちが自分で楽しみを見つけ、仲間と暮らしをつくる楽しさも感じられるキャンプを、これからもこどもたちと一緒につくっていきたいと思います。