こどもと上手く関われるか…不安を乗り越えた先で得られたもの|長期ボランティアのハルク

-今回ボランティアに申し込んだ理由・経緯は?

昨年このボランティアに参加していた先輩から勧められたことが、きっかけでした。先輩から活動の内容を聞く中で、こどもたち自身が火を起こしたり、包丁を使って調理したりするなど、こどもたちの自主性を大切にしている点に魅力を感じました。また、普段の大学生活では経験できない環境でこどもたちと関わることで、自分自身も成長できると思いました。先輩の話から私も新しいことに挑戦してみたいと思い、今回のボランティアに申し込みました。

-こどもとの関りから学んだことは?

こどもたちとの関わりを通して、発想力と素直さを学びました。弓矢の作り方もこどもによって百通り。こどもたちは、大人では思いつかないようなアイデアで、よくしなる弓を作ったり、かっこいい矢や長い矢、遠くに飛ばせる弦を工夫して作り、自分たちなりの方法で楽しんでいました。また、楽しいことや嬉しいことを素直に表現し、分からないことは積極的に質問する姿も印象に残りました。その姿を見て、固定観念にとらわれず柔軟に考えることや、自分の気持ちを素直に表現することの大切さを感じました。

また、今回の活動を通して意外だったのは、こどもは思っていた以上にたくさん話をしてくれるということです。最初は自分から話しかけなければ会話が続かないと思っていましたが、子どもたちの方から学校のことや好きなこと、活動中に感じたことなどをたくさん話してくれました。そして、話を聞いているうちに、一人ひとりの考えや個性を知ることができました。「相談員のおきて」という3か条の1つに「こどもの良き相談相手になる」というものがあります。人とのコミュニケーションが上手くできるのか、最初は不安もありましたが、そうした気持ちで向き合うとつい壁ができがちです。そうではなく人との関わりにおいては、まず話を聞き、興味を持って接することが大切だと学びました。

-スタッフとの関りから学んだことは?

スタッフの方々から「ありがとう」と言っていただく機会が多く、人のために行動することの大切さを感じました。こどもたちの活動をサポートしたり、困っていることを手伝ったりする中で、少しの行動でも相手の役に立てることがあること。そして、「ありがとう」と言ってもらえることで、自分自身も嬉しい気持ちになり、誰かのために行動することのやりがいを感じました。日常の中ではあまりない機会なので、ボランティア活動に一歩踏み出したからこその経験だったように思います。

-本部スタッフとして活動して気づいたことはありますか?

本部スタッフとして、子どもたちに刃物の使い方や注意点を分かりやすく説明することの難しさを学びました。工作の際、安全に刃物を使ってもらうために使い方や注意点を説明しましたが、実際に子どもたちがやってみると、自分が伝えた通りにできていない場面が多くありました。その時、ただ説明するだけになっていた自分にも気が付きました。こどもは言えばわかる、理解する存在ではありません。だからこそ体験することが大事で、実際にやってみてもらい、正しく理解できているかを見守り、寄り添うことが大切だと思いました。

-これから長期ボランティアに来るか悩んでいる人へ、一言!

少しでも興味があるなら、ぜひ挑戦してみてほしいです。最初はこどもたちとうまく関われるか不安でしたが、実際に参加してみると、こどもたちからたくさん話しかけてくれたり、「ありがとう」と言ってもらえたりして、とても楽しく充実した経験になりました。大変なこともありますが、それ以上に学ぶことや得られるものが多いので、迷っているなら一歩踏み出してみてください。