山賊キャンプでしか感じられないこと、得られらない学びが確実にある

今年で3回目の夏の長期ボランティアの参加となりました。
3年目になり、本部としてもたくさんの本数のキャンプに参加してきました。仕事内容やキャンプの一連の流れも大分わかってきて、キャンプ期間中特段悩んだり立ち止まったりすることなく、本部としての役割をこなしつつこどもたちとも充分に関われたように思います。

本当にあっという間の1ヶ月半で、キャンプが全日程終わった時には、達成感とともに、大きな喪失感を抱きました。こなしてしまったのではないか、3年間参加して慣れが生じ、悪く言えば手を抜いて過ごしてしまったのでないか、そんな不安に悶々としていました。そんなときにスタッフの方が、「こなしてしまった、ではなくてこなせるほどの余裕を作れたってことなんじゃないか」「それくらい余裕を持って動けるようになった成果なのでは」と声をかけてくれました。

私は感情論で動いてしまうことも多くあり、周りからの客観的な言葉にとても「はっ」とさせられました。何回キャンプに来ても、100%満足で終わったキャンプはありません。そして全く同じキャンプは1組もありません。それが山賊キャンプのおもしろさ、魅力だなと思います。私の強みは小学生から中学3年生まで山賊キャンプに来た経験を経て今ボランティアとして経験を積めていることです。こども時代から今までキャンプに参加して学んできたこと、得たものを今度は次のこども達、そして相談員さんたちにも還元していけるような人になりたいと思います。この夏キャンプに参加していると、毎回のように去年や一昨年一緒にキャンプをしたこども達との再会がありました。一回り身長を伸ばしてリピーターとして帰ってきてくれたこども達の姿はとても逞しく、久しぶり！と声をかけてくれたときは本当に嬉しかったです。

出会うだけで終わらず、年数を経て再会が出来るのは何年も長期ボランティアに参加することの面白さ、特権だと思います。長期ボランティアに参加すれば、単発で参加するよりもたくさんの出会いがあります。そして年数を重ねて参加すれば、その出会いは再会に繋がります。是非、少しでも気になっている人がいたら長期ボランティアにチャレンジして欲しいです。ここでしか感じられないこと、得られらない学びが確実にあると思います。そして、そのチャレンジを否定せずに真っ直ぐに応援してくれる仲間がこのキャンプにはたくさんいます。私も来年もまた必ず帰ってこようと思います。
今年も支えて下ったスタッフの皆さん、相談員や長期ボランティアの皆、裏方に来てくれた皆さん、そしてキャンプで出会ったこども達みんなに感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました！