スタッフ研修:救命法編| 確かなスキルが命を守る

グリーンウッドスタッフの必携スキルとして救急救命法を受講します。メディックファーストエイド®(MFA)というアメリカ生まれの救急救命法プログラムの講習を運営できるインストラクターが4名いるので、なんと自前で行えます。
今回は私しんが、新人3人に講習を行いました。

このMFAプログラムは映像と実習を組み合わせて行います。映像では重要な知識とポイントを伝え、見たものを実際に動いて体験することで身体で覚えられるのです。

覚えるスキルは
・CPRという「胸部圧迫とレスキュー呼吸の組み合わせ」(ちなみに胸部圧迫30回とレスキュー呼吸は2回)
・AEDの使い方
・それらの組み合わせ
臨場感あるビデオの後に、流れを追いながら実習していきます。

ただそれ以上に大切なのは、「セルフレスキューファースト」。つまり救助する人の安全が第一と言う考え方です。ですから
・関わる人の安全
・自分を守る
・法的な側面
といった救助する前の部分を大切に扱っています。

救命法を習っても「私で大丈夫かな…」「実際に出会ってもできないかも…」と思いがちですが、MFAはそんな不安を取り除くプログラムになっており、「私でもできる!」という自信につながるようになっています。

今回はグリーンウッドスタッフということもあり、キャンプやだいだらぼっちで起こり得る事例も踏まえつつ、現場で生きるノウハウもあわせて伝えました。

例えば、
・キャンプで最もケガの多い時間帯は?
・ケガを少なくするための方法は?
・ケガを記入するノートが多い組と少ない組の違いは?
などなど。これまで蓄積してきたものを若手たちに伝える場にもなっています。

これまでキャンプで心肺蘇生やAEDが活躍することはありませんでしたが、「いざという時」に動けるためにもこういった研修は必要だと考えています。

夏の山賊キャンプまであと少し。こどもたちが安全の上にのびのび楽しく活動できるよう、まだまだ努力していきます。