川遊びって楽しいね!危ない<楽しい!にするために~やすおかたんけん隊あんじゃねっこ

7月のあんじゃねっこは、川遊びです!

泰阜村の中に住んでいてもなかなか自然の川の中で遊ぶことの少ないこどもたち。山賊キャンプでもおなじみの左京川(さきょうがわ)で今日は川遊びです!

お天気が心配されていましたが、みんなのパワーが空に届いたのか、こどもたちが遊んでいる時間いっぱいまでは奇跡的に雨にも降られず、目一杯遊べました。

川に入る前にまずは「セーフティトーク」といって、みんなで危ないことがないか出し合って、どう対処したらいいのか考えます。

「虫!」「ころぶ!」「寒くなる!」などなど、小さくてもみんな一所懸命に自分で考えて危ないことを挙げてくれました。

ハチが来たらじっとする、とか、歩きにくいところは手も使って4本足になる、とか、寒くなったら川からあがる、おともだちの唇の色をみてあげるなど、危ないことにどう対処したらいいか、これもこどもたちと大人も一緒に考えて「みんなでみんなの身を守る」ことも確認できました。

こちらから危ないことを列挙することもできますし、その方が時間もかからないのですが、受動的に聞くだけではなかなか浸透しません。でも、自分たちで考えて出したことはちゃんとこどもたちの中に残るのです。

こどもたちが小さくても小さいなりの「自分の身は自分で守る」「みんなでみんなの身を守る」をできるようにするために、ちょっと時間がかかっても、こどもたちと一緒に危ないことやどう対処するかを考えることが必要なのです。

その他に、川は流れの音が大きくて人の声が通りにくいので、大事なことを伝えるためにホイッスルを使います。その合図をこどもたちと確認し、準備体操をして、いよいよ川遊びが始まりました!

川の流れに驚いたり、水の冷たさに声を挙げたり、初めての川にみんなドキドキです。

始めはなかなか水の中に入れない子もいましたが、だんだんと川に慣れ、石をどかして生き物がいないか探してみたり、

ゴーグルをつけて川の中に顔をつけると水の中がよく見えるので、それが楽しくて何度も顔をつけたり、

きれいな石を探したり、

水を掛け合ってみたり小さな段差の滝みたいなところに浸かってみたり、夢中になって遊んでいました。

中には寒くて震えているけど楽しいから水の中にいる子もいて、そんな時には一度川からあがって、温まってからまた入ろう!と声をかけます。

浅瀬だけれど流れがあるところでは、自分で4本足になっている子もいました。川に入る前のセーフティートークがこういう場面で活きてきます。

あっちからもこっちからもこどもたちの楽しそうな声が響いて、この日の左京川は川全部が喜んでいるようでした。

川からあがるとき、はじめは怖がって川の中を歩かなかった子が「もう大丈夫だよ」と自信満々に川の中を歩いていたり、「めっちゃ楽しかった!」「もっと遊びたかった!」と、どの子も川と仲良くなれたようでした。

 

楽しく遊ぶに必要な安全。大人側の安全管理はもちろんですが、実はこどもたちが自分たちで作ることができる安全もたくさんあるのです。

梅雨明け前ではありましたが、気持ちよく遊べた一日でした!