足元の国際平和と自然体験 ~こどもたちのアジア連合20年の歩みから~

「友だちのいる国には、核ボタンは押さないよね」 

これは、北東アジアのこども交流キャンプを2001年に始めた時の、素朴な想い。 

こどもたちの自然体験教育キャンプ(山賊キャンプ)をやってきて、寝食を共にするこどもたちが仲良くなっていく姿を、30年間この目で見続けてきた。 

そうか、この手法を国際理解教育に生かそう!、そう想った若者が2001年、国際交流×自然体験教育を実現しようと動き出す。 

当時私もまだ30歳。 

いやあ、若かったな。 

ほとんど無謀なまでにモンゴルに飛び、信頼できるカウンターパート作りに奔走した。 

韓国、北朝鮮、ロシア、モンゴル、中国、日本。 

この6か国は、とにかく大人たちの間ではいろいろあるややこしい関係の国々だ。 

でも、こどもたちは政治状況に関係なく、国を越えて仲良くなってほしい。 

そう願い続け、そして実践し続けてきた。 

以来、21年。 

それは大きなうねりになっている。 

「Kids’ AU(kids’Asian Union)」。 

こどもたちのアジア連合のことだ。 

 

コロナ禍でここ数年は中止だった。 

その間にウクライナへのロシア侵攻。 

一緒に同じ釜の飯を喰ったロシアが戦を企てているではないか。 

友達のいる国に、核ボタンを押そうとしているではないか。

コロナで沈黙している場合じゃない。 

今こそ再開すべきと、もう一度カウンターパートが意見を交わした。 

来年度2023年に日本で開催を検討している。 

2001年、共にこのキャンプを始めた亡き兄の、平和への遺志を執念で継ぐつもりだ。 

 

12/14に、アジアのカウンターパートが来日して青森大学東京キャンパスに集う。 

キックオフの公開特別講義を実施する。 

ZOOMあり、無料。 

足元の国際平和に興味ある人、ぜひ視聴・参加いただきたい。 

【日 時】 12月14日(水) 13:00~14:30
 

【場 所】 青森大学東京キャンパス 図書室
 

【参 加】 参加無料。オンライン配信(ZOOM)あり 

ZOOM ID :865 8582 5686 

パスコード :206104 

 ●公開特別講義「足元の国際平和と自然体験 ~こどもたちのアジア連合20年の歩みから~」を東京キャンパスで開催 — 20年続く国際交流事業の再開に向けて

https://www.u-presscenter.jp/article/post-49617.html 

 

代表 辻だいち