「うちの五平餅を食べたらもう、他の五平餅は食べられないよ」
同じ集落に住む宮島ヤスオさん・ヨシコさんご夫妻の家にお邪魔しました。
住民主導チーム「泰阜ひとねる大学」推進チームの慰労会なのです。
ヤスオさんが、自慢の五平餅をふるまってくれました。
「ひとねる」とは、育てるという意味の方言です。
育つことを「ひとなる(人成る)」ともいいます。
泰阜村の持つ教育力をフル活用して、大学と協働して学生を育てようという仕組みが「ひとねる大学」です。
推進チームにはいろんな住民が責任を持って関わっています。
左から順に、村に生まれ育ち泰阜村を愛してやまないヨシコさん。
次は、関西生まれの長崎・沖縄育ちのIターン(グリーンウッドスタッフ)のアッコ。
次は、こちらも生粋の泰阜娘、ミフキちゃん。
一番右は、地域おこし協力隊の元気娘、ピッピ。
いや~、実にうまそうに五平餅を食べる4人娘ですね。
ヨシコさんが語ってくれました。
「この村で産まれてこの村でずっと過ごしてきた。今、学びに、全国のあちこち行きたい。一生、学びなのよ。泰阜っていいなって、泰阜の良さを伝えていきたいの。私は「不便」と感じたことがないわ。これが泰阜の「魅力」。自然が手の届くところにあるでしょ。何があっても3日は生き残れる。そんな泰阜をしっかり維持していきたいの」
泰阜村は女性が強い。
そんな泰阜村の教育力を、若い世代に伝えていかなければ。
とりあえず次年度も、学生を「ひとねる」ために、このチームは自律的に動きます。
代表 辻だいち
国道も信号もコンビニもない小さな泰阜村。この村に暮らすひとびとの営みから学ぶ教育活動を続けて29年。「ひとづくり×自然×地域づくり=教育立村」のモデルがこの村にあると信じている。51歳。福井県出身。
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