夏のあんじゃね学校７月の「村の子限定！左京川山賊キャンプ！」が開催

こんにちは。地域教育「あんじゃね自然学校」を担当のだいちゃんです。

みなさま！毎月グリーンウッドが行っている泰阜の小学生向けの活動「あんじゃね学校」をご存知でしょうか。泰阜のこどもたちが村の暮らし・文化・歴史・自然体験を通じて地元（泰阜）をこどもたちが身近に感じれる子を育むという想いで行っております。

今年は、泰阜村のこどもたちも新型コロナウイルスの影響で、夏休みに村外へのお出かけや旅行がしづらい夏です。そんな村のこどもたちに向けて、我々のできる夏の最大の教育事業、山賊キャンプを行いました。７月に１泊２日と、８月に２泊３日と合計２回の開催です。

今回のあんじゃね学校は７月の「村の子限定！左京川山賊キャンプ」の活動の様子です。

あんじゃね学校が始まりました！村のこどもたちも村内でお友達とキャンプする機会はめったにないです。どんなキャンプが始まるのか、緊張しつつもワクワクドキドキの表情です。はじめにみんなで何して遊ぶかを話し合いました。「川遊びしたい！」「きもだめししたい！」と遊びをいっぱい考えてきたこどもたち。「きもだめしは怖い方がいいから夜やろう！」「沢登りは晴れたタイミングでいこう！」など、いつ、どうやって遊ぶかを話し合いました。話し合いは大変だけど、キャンプを楽しく過ごすためにみんなで知恵をしぼります。

さっそく川で遊び！「冷たくて気持ちいい！」と大興奮！村のこどもたちも川遊びは大好きです。泳いだり、飛び込んだりたくさん遊びました。中でも意外に今回一番人気の遊びが、、、、、、、

ダムづくりでした。川の流れを止めようと石を集めて組み立てて壁を作っています。もちろん水圧が強いので、流れが止まることはないですがこどもたちは一生懸命です。上の写真は学年バラバラな男の子たちですが、ダムづくり中は「あそこ石が崩れたよ！」「もっと大きい石持ってきて！」と学年が離れていても自然と遊んでいました。こういう場面で遊びを通じて、お友達ってできるのだろうなと感じました。

山賊キャンプでは「食事は自分たちでつくる」というおきてがあります。今回のキャンプも同様です。こどもたちで、料理係や火おこし係、薪集め係などなど、自分たちで段取りをとります。初めて料理する子も、年上の学年の子に教わりながら包丁で野菜を切ります。がんばれ～！

取ってきた薪で火おこしをしています。こどもたちは苦戦しながらも「火をどうやったら大きくなるかなー」「薪が足らないんじゃない！」「薪の組み方がよくないのかな」など、友達と知恵を絞りながら試行錯誤しています。こどもたちは、うまくいかなくても、うまくいっても楽しそうです。

カレーが出来上がりました！みんなで一生懸命作ったごはんはとっても美味しいです。

このキャンプで使った食材のほとんどが泰阜の農家さんがくださったものです。「村のこどもたちだけでもキャンプができてよかったね」とお野菜をたくさんいただきました。また、村のおばあちゃんから「ハクビシンにやられちゃったけど美味しいと思うの、みんなで食べてくれたら嬉しいよ」とトウモロコシを１人１本もくださいました！また、こどもの様子を見に来てくれる農家の方もいました。本当に色んな方に支えていただいて、活動できているんだなと改めて強く感じます。

夜はきもだめしをしました。こどもたちは知っている怖い話を順番にお友達に発表していきます。怖い話が終わったら、きもだめし出発です。不思議なもので「いつもは怖くて夜は苦手」と言っていた子が、キャンプだと活き活きして暗闇の中で怖い話をしていました。お友達と一緒だと苦手なことも不思議と平気になるようです。

１泊２日のキャンプ。川あそびや、きもだめし、沢のぼりと全力で遊びきったこどもたち。ふりかえりでは一人一言感想を伝えあいました。「キャンプあっという間だった」「大変だったけど楽しかった！」と笑顔で終わるキャンプでした。通常の山賊キャンプでは、様々な場所から参加するこどもたちが集まるので、キャンプが終わったら同時に別れにあります。その時、感極まって涙する子もいます。しかし今回は、村のこどものみの山賊キャンプなので別れの涙はありませんでした。それよりも「来月はさわのぼりでもっと奥までいこう」「次は水鉄砲作りたいな」など次回への楽しみを膨らませながら笑顔で帰って行きました。来月のキャンプも楽しみです。