こんにちは!スタッフのだいちゃんです。みなさま「あんじゃね学校」という活動をご存知でしょうか。泰阜のこどもたちが村の暮らし・文化・歴史・自然体験を通じて地元を身近に感じてもらうように、毎月グリーンウッドが行っている活動です。そして、今年度はスペシャル企画として、活動場所である、あんじゃね森のツリーハウス建て替えプロジェクトを行います。一学期には解体作業を行い、秋には、新しいツリーハウスに使う木の伐倒と搬出を行う予定です。この一連の作業は村のこどもと保護者、卒業生を募って行います。
あんじゃねの森とツリーハウスとは
そもそも今回活動する泰阜村にある「あんじゃねの森」は元々学有林でした。昔はこの森の木を当時の学校の修理のための材として作ったり、売ってお金にしたりして村を支えてきました。しかし、時が流れ、人の手が入らなくなり暗く荒れた森となりました。2004年、グリーンウッドは、この森を活用してこどもたちにもっと森を親しんでもらうことを狙いに、村のこどもたちと一緒にツリーハウスを建てました。森の木を活用して、自分たちの手で遊び場をつくったのです。
ツリーハウスができたことで、人が集い、こどもの声がこだまする元気な森になりました。しかし、時間の経過と共に老朽化し、何度かこどもたちとも修繕作業を行ってきましたが17年たった現在では危険で遊ぶことができません。
たくさんの想いが詰まったこの場所を一旦解体し、また17年前と同じように、こどもたちと相談しながら新しいツリーハウスの建設の計画を立てる予定です。
解体作業当日
作業は2日間行い、延べ35人の村の仲間が集まってくれました。作業に向けて、みんな元気いっぱいです。初めに作業内容の確認と大人数集まったので簡単な自己紹介を行いました。
そして、今回は17年前にこどもたちと一緒にツリーハウスを建てた大工さんも来てくれました。当時のあんじゃねの森やこども、建設時の様子を少し照れくさそうにお話してくれて、みんな真剣に聞いていました。個人的に私は、その聞いている姿に驚きました。普段の活動で、こどもたちを森へ連れていくときに、スタッフが前に出て話す場面があるのですが、ついつい遊びたい気持ちになってしまい、聞く気持ちになるまで時間がかかることがあります。しかし、今回大工さんの話は真剣に聞いていました。初めましてなので慣れない人ということもありますが、実際に当時の現場で作った職人の話だからこそ、現実味があり腑に落ちながら聞いていたように思います。誰かに聞いた話でない、当事者の話なので重みを感じました。
さぁ!気合も高まった所で次回【後編】は解体作業の様子をお伝えします!!

地域・幼児教育チーム。こどもたちの地域活動、山賊キャンプ現場を担当している。学生時代に9つの国の孤児院、教育機関で活動をする。「幸せ」や「豊かさ」に教育が大切ということを知る。山賊キャンプを相談員として関わりスタッフとなる。休暇は村内の暮らしを楽しんでいる。