みんなでツリーハウスづくり!|あんじゃね学校

こんにちは!スタッフのだいちゃんです。2023年度は地域のこどもたちと一緒にツリーハウスづくりというビックチャレンジをしています。建築する場所はこどもたちにとって身近なあんじゃねの森。前回はツリーハウスをつくるために土台づくりをしました。

前回の様子はこちら

https://www.greenwood.or.jp/tane/11982/

今回もツリーハウスをつくるために世代を超えて地域の小学生だけでなく、だいだらぼっちのこども、保護者、過去のあんじゃね学校参加者である中学生や高校生、2004年度に旧ツリーハウスを建てた社会人、そして、ずっと助成金事業として支えてくれた積水ハウスの方々も家族連れで駆けつけてくれて総勢39名があんじゃねの森に集まりました。

初めにツリーハウスの設計図を発表しました。今回「どんなツリーハウスをつくるか」設計を考えたのはこどもたち自身です。みんなで5月にアイディアを絵を書いて発表会を行いました。

アイディア出しの様子→https://www.greenwood.or.jp/tane/11651/

その際に出たステキなアイディアを持ち寄って、村大工さんとどういう形ができるか何度も話し合って設計図をつくりました。

設計図を見たこどもたちは「ロフトがある!やったね!」「ブランコ付けるのは僕のアイディアだ!」と大盛り上がりでした。このあとは段取りととって作業がスタート!今回の仕事は「壁張り」です。

防腐剤を塗って、トンカチで釘打ちします。

この当日の作業がスムーズに行われるように仕込みとして地域チームと村大工で一面の壁と骨組み、屋根を張りました。~当日までの作業⇩~

6月にこどもたちと作った土台の上に骨組みを設計

骨組みを支えるために、板を釘打ちした壁をロープで慎重に上げて一面の壁つくりました。

壁を基準に骨組みをたてて、屋根を張りました。屋根張りは森を一望できて気持ちいいですが、あまりの高さにちょっと恐かったです。(笑) 

以上当日までの作業でした。

当日に戻って下記はツリーハウスの防腐剤塗り作業の写真⇩

長い年月遊び続けられるよう丁寧に塗っていきます。高い所も脚立を使って塗っていました。

作業着が真っ黒になるほど夢中に塗っていました。

これから打つ材もしっかり塗っていきます。

乾いたら材を運んで釘打ちしていきます。

トンカチを握ってトントントン。釘を打っていきます。

まっすぐ打つことが難しいこどもたちも、村の青年に打ち方を教えてもらったり、材を支えてくれて何とか打ち付けることができました。

作業中は、社会人の方が昔のツリーハウスをつくった時の話や、森でキャンプした時のことを話してくれたり、村の子が積水ハウスの社員の方に村のことを教えてくれたりと、いろんな人が集まるからこそいいコミュニティの場ができていました。共通の「ツリーハウスをつくりたい」という思いを持った多世代のグループですが、とても良い仲間になりました。

順調に作業が進んでいきます。壁3面を同時にトンカチで打ち付けているので、森の中に「トントントン」と音が響き渡ります。

室内にはロフトをつくりました。登り方法をどうするか話し合い、みんなが小さい頃に遊んだ旧ツリーハウスの登り棒を再利用することにしました!

旧ツリーハウスの登り棒

登り棒が復活できたことに大喜びのこどもたち!理想のロフトができてよかったね。

作業も大詰めです。トントントンどんどん作業が進みます。

力を合わせて作業が進み、、、、

無事に壁打ちが終了!丸一日かけて全面の壁を打ち付けることができました。みんなよく頑張りました!最後のふりかえりでは「一致団結できてよかった!」という声や「早くツリーハウスでお泊りしたい!」と、感想を言葉にしていました。また、今回参加してくれた社会人の方は「旧ツリーハウスが長い年月遊ばれたように、この新しいツリーハウスも長い年月遊び引き継がれていったら嬉しい」という声や、「旧ツリーハウスが解体されたことは悲しいけど、新たなツリーハウスに登り棒やデッキを引き継がれることが嬉しい」と言葉にしていました。

今回、作業を終えて「協働」の大切さを体感しました。昨年度の建築材確保のための伐倒作業から始めて、毎回様々な世代の人が集まって、自分のできることを一生懸命に作業しました。その中で生まれた自分たちで考えることだったり、多世代の仲間と話すこと、村のかっこいい大人(村大工など)と出会うことなど、自分たちでツリーハウスを創ったこの「協働した過程」が大切だと思いました。

ただ、業者に依頼して建設を任せっきりにしてツリーハウスが完成したとしても、自分たちで手入れをしていく、長く遊び続けるために引き継いでいこうという意識はなかなか生まれません。自分たちで作ったからこそ、大切に思い入れの深いモノになると思います。今回参加したこどもたちが、今後何かに大きいことにチャレンジするときに人と協働する面白さや、その過程を楽しめる人になってくれたら嬉しいです。また、今後私自身もワクワクするようなチャレンジをしていきたいと思った会でした。

⇩地域新聞に取材してもらいました!