こんにちは。地域教育「あんじゃね自然学校」を担当のだいちゃんです。
みなさま!毎月グリーンウッドが行っている泰阜の小学生向け活動「あんじゃね学校」をご存知でしょうか。泰阜のこどもたちが村の暮らし・文化・歴史・自然体験を通じて地元(泰阜)をこどもたちが身近に感じれる子を育むという想いで行っております。
今回は2月の様子をお伝えします。
2月のあんじゃね学校は「高町探検」という村探検宿泊企画です。こどもたちが泰阜村の中で知ってるけど、訪れる機会が少ない「高町」という地区を探検しました。どんな場所なのか、こどもたちはドキドキワクワクです。
さっそく区長さんのお宅へ訪問しました!「ようこそ!たかまちへ!」と大きな声で歓迎してくれました。「高町は7世帯しか住んでいない。だからみんな知り合いだよ。」と地区の説明をしてくれました。「面白いモノを見せてやろう」と言われて、ついて行ったら、、、、、
ある葉っぱを採ってくれました。なんと!!その葉っぱは!!枝で文字を書くと文字がはっきり浮き出てくる不思議な葉っぱだったのです!!
多羅葉(たらよう)という元々インドの植物らしいです。なんでも三国志の時代にお坊さんがお経を覚えるのに使ったとか!日本でも、ハガキの葉っぱと呼ばれて、切手を貼ったらハガキのように送れるのです!!
文字が写ることに驚くこどもたち!!「不思議!すごーい!」「これで友達にメッセージ書きたい!」と大興奮です。「何枚でも取っていきな」と言われて、たくさんいただきました。
それぞれ、目標や親しい人へのメッセージを葉に書いています。みんなが、何を書いているかは、秘密にするようなのでわかりませんが、書いた葉っぱを大切に鞄に閉まっていたので、素敵な思い出になったと思います。
葉を書き終えたら、区長さんが「今日は集会場に泊まるんだろう!ごはんは自分たちでつくるのかい?」と聞かれ「はい!」と答えたら、、、、、、、、
「採ってていいぞ」と大根を抜かせていただきました。あまりに立派な大根に大喜びです。
一人一本抜かせてもらって「私のが一番でかい」「僕のは二股だ~」と自分が抜いた大根をわが子のように抱えていました。今夜のごはんづくりが楽しみです。さぁまた探検へ。
次は高町で一番高い場所きました!地域の方に「ここから恵那山が見えるよ」と教えてもらい探しています。一人の子が景色を見ながらボソッと「泰阜って色んな景色があって楽しいね」と言葉にしていました。
次は凍っている池を発見!水は凍ってるけど中のコイは大丈夫なのかな、、、と不思議そうに見物中。
地区の方にキウイをいただきました。
甘くてとっても美味しい!!
山道を歩いていると、大きな穴を発見!こどもたちの冒険心をくすぐります。さっそく中に入ってみました。
いよいよ最終地点のお泊りする集会場に到着です。着いてのんびりしていたら、地域の方が「スウェーデントーチやるかい?!」と薪をたくさん持ってきてくれました!こどもたちはスウェーデントーチという初めて聞いたワードに「??」という顔でしたが、「薪に十字にラインをつくって、火をつけるんだ!スゴイ迫力だぞぉ」と教えてくれて「面白そう!やりたい!」と即答で返事をしてました。
さぁ!そうと決まれば準備!準備!こどもたちは、初めてのチャレンジに期待に胸を膨らませています。
薪を運んだら、チェーンソーで十字をつくります。「どうなるんだろう、、」と見守るこどもたち。
十字ができたら、バーナーで火をつけます。そしたら、、、、、、
こんなオシャレなスウェーデントーチが完成!とても暖かくて、鍋を置いたらお湯を沸騰させることもできるそうです。
スウェーデントーチを20本作っていくと、、、、、
スウェーデントーチの数だけ暖かい。こどもたちは「外に大きなストーブがあるみたい」「キャンプファイヤーより大きいね!」と炎の迫力に驚いていました。
マシュマロも食べました。火であぶると美味しいですよね。
以上が2月のあんじゃね学校の様子です。
今回は「高町探検」という探検宿泊企画でした。今回、多くの地域の方に支えられ活動することができました。こどもたちの感想を聞いてみると「優しい人とたくさん出会った」「またあの人のお家に遊びに行きたい!」など探検で何をしたかより、人との出会いが強くこどもたちの心に残ったようです。今回のあんじゃね学校を通じて、「出会い」を大切に思える子になってくれたら嬉しいです。