新鮮な感覚で対面授業がスタート ~やんちゃで愉快な女子学生と共に~

ちょっと不思議で、そしてうれしく、ワクワクする時間だった。

短大の2年生の授業が対面で開始。
教室に行くと、視線を強く感じる。
女子学生たちがこっちをジロジロ。
「え、この人?」
「もしかして、辻先生!?」とヒソヒソ。

「そうだよ、俺が辻だけど?」と答える。

すると
「えー、意外に背が高い!」
「へえーこんな感じなんだー」
とザワザワ。

それでピンと来た。
「あ、去年のオンライン授業の学生たちか!?」と聞く。
すると
「キャー!! そうそう!!」
「ねえねえ、先生、私のこと覚えてる?」
「本物だー!!!」とギャーギャー。
覚えてるわけねえだろ、だってカメラ、みんなオフだったろ(笑)

でも、なんだか不思議な感覚だ。
初めて会うのに、お互いが知り合いだなんて。
それだけで、授業が楽しくなった。
ほんと、不思議だなあ。
名簿を見たら、確かに昨年の授業の履修学生の名前がたくさんある。
「去年、俺の授業を受けた人いる?」と聞いたら、3分の2の学生が手を挙げた。
なぜこの授業を履修したかを全員に聴いた。
すると
「辻先生に実際に会いたかった」
「昨年、オンラインでとてもおもしろかったので、対面はもっとおもしろいと想って」と多くの学生が反応した。
なんだか、うれしくて、そしてワクワク。
昔でいえば、文通をしていた人と、いよいよ初めて会うあの瞬間って感じなのかな。
とても新鮮な感覚だった。

名古屋もまたコロナの感染状況が危うい。
「オンラインに切り替わる可能性があるよ。でも、あきらめずにがんばろうな」と伝えると、覚悟しているのか神妙にうなずいた学生たち。
昨年のオンライン授業で、学びをあきらめかけた学生たちが、目の前にいる。
でも、「あきらめるな」と常に呼びかけ、全員単位がとれた。https://www.greenwood.or.jp/tane/6327/

やんちゃで愉快でありながら、実は学びへの想いを胸に秘めた女子学生と共に、なんとか対面授業でいけるうちは、がんばろう。

代表 辻だいち