放課後児童クラブ「いってきました」10月の報告!

グリーンウッドの種をご覧のみなさん、はじめまして。新人スタッフのサンです。今回が初投稿!私もスタッフとして関わっている放課後児童クラブ「いってきました」の様子をお届けします。(「いってきました」とは、このあたりの方言で、「ただいま」の意味です。)

「いってきました」は、2015年より村の委託を受けて行っている事業で、いわゆる学童保育です。グリーンウッドらしい学童を目指して、ただこどもたちを預かるだけでなく、こどもたちのやりたいことをできるだけ実現できるように、アイディアを出し合ったり、計画を練ったりすることから始めています。もちろんうまくいかないこともありますが、そんな時はどうすればよかったのか、こどもたちと振り返りをして、なるべく次に活かせるようにしています。

今回は10月の「いってきました」の様子をお届けします。

学校から帰ってきて、4時になったらおやつの時間です。宿題を先に済ませてゆっくりおやつを食べるこどももいれば、おやつをさっさと済ませて宿題に取り組むこどももいます。

宿題が済んだら、お絵描きや読書、おしゃべりしてまったりと過ごしていますが、暖かい日だったら、日が暮れるまで外で元気いっぱいに遊んでいます。

鬼ごっこ、だるまさんがころんだ、ブランコは定番の遊びですが、近くの公園や山までお散歩に出かけたり、敷地内の木に登ったり、近くで見つけた棒でチャンバラごっこをしたりして、体を動かしています。

最近、アニメ『鬼滅の刃』がこどもたちの間で流行っており、鬼滅の刃ごっこが盛んに行われています。

それは男子だけではなく、女子も小刀を使って自分の剣を作って参戦しています。

秋になって敷地内の柿が赤く実ったので、柿をとって食べています。こどもたちは自分でとりたいので、脚立を借りて高いところに届くようにしました。大人だったら3、4回ぐるぐる回せばすぐとれますが、こどもは手が小さいのでぐるぐる回すのに一苦労。

それでもがんばったからこそ、とれた後に「パクッと食べたい!」と嬉しそうな顔のこどもたち。自分の手でとれた喜びが伝わってきます。

日が暮れるのが早くなってくると、暗くなってからのおばけ屋敷ごっこが始まりました。最初は試しに2階だけ電気を消してみましたが、驚かす人の隠れている場所がバレバレなので、ついに1階も暗くしました。すると、部屋が暗くなり過ぎて、お迎えに来てくれた保護者の方が気づかずにそのまま通り過ぎてしまいそうなこともありました(笑)。こどもたちの驚かすスキルも日々上がり、いまではスリル満点のお化け屋敷です。

もう1つ秋らしい遊びといえば、焚き火です。きっかけはなんと!1年生がだいだらぼっちの五右衛門風呂に興味を持ったことです。初めての焚き火はスタッフと一緒に行いましたが、2回目は学校から帰ってくる途中で薪を集めてきて、帰ってきた途端に焚き火をし始めました。こどもたちの情熱と行動力に感心させられた出来事でした。

10月の末に、グリーンウッドで育てたサツマイモが収穫時期を迎えたので、いってきましたのこどもたちも一緒に掘らせてもらいました。

掘ってきたサツマイモを焚き火の中に入れて焼き芋を食べました。

今月も月一回のお誕生会をやりました。今回は月の初めに計画した通りにできなくて、準備がドタバタでしたが、声をかけるとみんな一斉に始め、短い時間でこどもとスタッフ全員分のパンケーキを作りました。作っている間に「お母さんにあげたい」と口にするこどもが何人もいて、みんな家族思いだなと感動しました。

今の活動の課題といえば、週一回の話し合いがうまく進まないことです。話し合いでは「やりたいこと」や「困っていること」について出し合い、一週間どんなふうに過ごすのかを考えるのですが、司会と書記をやりたい子が争ってなかなか話し合いを始められなかったり、発言している人の話をちゃんと聴けなかったりしています。この話し合いの時間をどうやったら楽しくできるのかを、こどもたちと一緒に考えていきたいところです。

以上放課後児童クラブ「いってきました」の10月の様子でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、また11月に。