あんじゃね学校「あんじゃねの森で秋を楽しもう!」開催

グリーンウッドの種をご覧のみなさん、こんにちは。サンです。10月の「あんじゃね学校」の様子をお届けします。

「あんじゃね学校」とは、泰阜のこどもたちが村の暮らし・文化・歴史・自然体験を通じて地元を身近に感じてもらうように、毎月グリーンウッドが行っている泰阜の小学生向けの活動です。10月のあんじゃね学校は秋の森で秋の味覚を楽しみました。

今回のあんじゃね学校は5ヶ月ぶりの森企画で、初めて参加するこどもや、久しぶりに参加するこどもが数名いて、総計20名の大盛況になりました。

森へ移動している間に、こどもたちが「まつぼっくりが落ちてる」とか「お花が咲いてる」と久しぶりの森を観察しながら歩いていました。

秋に合わせて「びっくりまつぼっくり」という絵本の読み聞かせをこどもたちに披露しました。「まつぼっくりは、じっくり見たらこんな形をしているんだな」とこどもたちが興味津々な眼差しをして、スタッフモアイが語る物語の世界に入り込んでいました。

森あそびがスタートしたと同時に、火起こしとご飯作りが始まりました。

ご飯隊は食材をみて、メニューをさつまいもご飯と野菜たっぷりコンソメスープにしました。初めて参加した子が米とぎにチャレンジし、

何度も参加した子はなれた手つきで包丁を使って野菜を切っていました。

火起こし隊は年上の子と年下の子のペア。

年上の子が年下の子に「〇〇くん、軍手して」と安全にできる方法を教えてくれたり、年下の子は「焚き木をもってきて」と言われると、あちこちから集めていました。また、年上の子が「薪を入れすぎると空気が入らないよ」とか、「火が鍋に当たってないよ」と焚き火のコツをも教えてくれました。

みんなの協力で美味しいご飯ができました。

午後のおやつは季節の食材である栗とさつまいもを使って、栗団子とさつまいも煮を作りました。

ぺったんぺったんと言いながら栗を潰していました。

硬い芋もザクザク切っていました。

今回のあんじゃね学校はみんなの協力で秋の森・秋の味覚を楽しむことができました。年下の子が火起こしやご飯作りに興味を持って挑戦し、年上の子は年下の子をみて、コツを教えていました。

印象に残ったのは、こどもたちが遊ぶ時間とのバランスを考えて、積極的にご飯作りと火起こしに参加していたことや、「私もやりたい」「僕もやりたい」とご飯作りに関わりたい子が多いときに、「待って、これ終わってから」とみんなで譲り合えたことでした。

「温かくて美味しい」ご飯を一緒に作ることを通してこどもたちの協調性、例えば、限られた時間の中で、たくさんやりたいことがある場合、時間を有効に使って自分にとって満足のいく結果にする力や、他人と助け合い譲り合い、お互いに満足のいく状態にする力、が育まれるといいなと感じた10月のあんじゃね学校でした。