インターンがやってきた!~自分が関わってきたこどもとは違う”こども”との出会い~

今回は東京都から5日間インターンシップに参加した、服部靖晟(キャンプネーム:ヤス)さんをご紹介します。

何事も経験だ!と思い、初めてインターンへ

大学で環境教育を学んでいます。インターン自体、一度も参加したことがなかったのですが、ゼミの先生にこちらを紹介していただき参加しました。高校生の頃、神奈川県の山の中にある下宿先で生活していたのですが、そこで農作業や山作業などは慣れ親しんでいたので、似たような環境だということが少し背中を押してくれました。自分はものすごく人見知りで、考えすぎると動けなることがあるんですが、何事も経験だ!と思い参加にしました。

作業を通しての感動

まず感動したのは、味噌を手作りできたことです!活動の中でこどもたちが使う調味料の味噌をキャンプボランティアさんたちと一緒に手作りしたんですが、初めての経験だったので出来上がったときは嬉しかったです。この期間中はほかにも山作業などもありましたが、みんなでワイワイとする作業は楽しかったです。大学に行っている間はペンより重いものを持たないので、薪が割れたときの快感や作業を終えての良い疲労感と達成感は、感動しました!

自分が関わってきたこどもとは違う”こども”との出会い

一方で、こどもとの関わりの中では悩むことが多かったです。ケンカの仲裁をどこまでやればよいのか、多少ほっといても良いのか、こどもが危ないことをしてきたときの叱り方や、そりの取り合いになって「話し合ったら?」「順番は?」と声をかけてもただひたすらにそりを引っ張り合うこどもたちへの対応…ただ、同時に驚きもたくさんありました。そりを渡さなかった子がふとした瞬間にその子にそりを渡していていたり、ケンカで手が出そうになった二人が何事もなかったように!ごめんも何もなく、一緒に楽しそうに遊んでいたことなど。自分が普段関わってきたこどもとは違う”こども”との出会いでした。

学んだことは、こどもの可能性

ここの子たちのすごいところは、遊びながら自分たちで危なくないか、危険はないかと考えているんです。その分できることの幅も広くて、遊びが本当に多種多様でした。自分が生きてきた中では、「危ないからダメ!」という縛りが多かった気がします。そうするとこどものパワーは埋もれてしまうのではないかと。自分たちで危ないことを考えられるからこそ、常にフルパワーでイキイキと遊べるんだと思いましたし、こどもってこんなに色んなことができるんだ!とこどもの可能性を感じました。

話し合いは自分が変わるきっかけづくり

こどもとの関わりの中で悩んだときは、スタッフの方に話を聞いてもらっていました。それを通して知ったのが、こどもとの関わりは本当にスタッフそれぞれで違うのだということです。そして一人一人の意見は違うけど、根本は一緒だということ。たとえ意見が違っても、スタッフ同士がちゃんと話し合い、より良い方法を探している姿が印象的でした。自分や自分の周りでは、他人に対して意見言わないことばかりです。ただ、こうして話し合うことで、自分一人だとなかなか変われないけど、他人の考えを取り入れると変わるきっかけになるんだと知りました。

考える前に、まず動く!

参加してみてわかるのは、自分たちが考え、作り上げる暮らしを体験できたということ。そして、ここにいるみんなが、心の底から楽しんでいる人たちばかりだということです。自分は何もしていないと考えすぎちゃうので、それよりまずは動くということを大切にしています。今回は人見知りを乗り越え勇気を持ってきましたが、話を聞きにいくくらいの感覚で、まずはやってみたら、得られるものがあると思います。何よりも、自然が周りにあるなかで食べるごはんが美味しいです!(笑)

今回は、炭の材だし作業、山賊味噌づくり、放課後こども預かりいってきましたの相談員といったお仕事に関わっていただきました!ヤス、ありがとうございました!