熊本地震の被災児童が山賊キャンプにやってくる ~改めて支援金の協力のお願い~

NPOグリーンウッド主催の「信州こども山賊キャンプ」真っ最中。
8月31日まで、約1000人のこどもたちと、約300人の青年ボランティアが、人口1600人の泰阜村を駆け抜けている。
そして今年もまた(3年目)、熊本地震で傷ついたこどもたちが、山賊キャンプにやってくる。

今日、8月2日、第一弾のこどもたちが来るのだ。

▼2016年に招待した熊本のこどもたち

7月30日、熊本県益城町を訪れた。
招待するこどもたちの親御さんと最後の打合せだ。
こどもたち、「とても楽しみにしている」とのこと、うれしい限りだ。
一方で「夜に一人になることが、今でも難しい」とも。
小さな胸に刻み込まれた傷はなかなか癒えないのだ、と改めて痛感。

▼益城町の親御さんと最終打合せ

▼こどもたちが住んでいた仮設住宅

自然の猛威に怯えたこどもたちに、、もう一度、自然の素晴らしさを伝えたい。
地域の暮らしが分断されたこどもたちに、もう一度、皆で力を合わせる素晴らしさを伝えたい。
そして、被災したこどもたちに限らず全国のこどもたちに、どんな過酷な状況に陥っても、周囲と協調をとりながら生き抜く力を培ってほしい。
そんな強い想いで、熊本のこどもたちを招待する。

山賊キャンプの出番だ。

みなさんにお願いがあります。
こどもたちの招待費用(目標50万)が、少し足りないようです。
どうか、趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いします(締め切りを過ぎてもかまいません!)
そして、皆さんのネットワークで、基金協力の情報を拡散していただければうれしいです。

~熊本地震で被災したこどもが泰阜村で安心して遊ぶために~

熊本県南阿蘇村、益城町、美里町のこどもたちを山賊キャンプに招待します。

その費用の応援をお願いいたします。

○趣旨
NPOグリーンウッドは、2016年の熊本地震を受けて行ってきた震災支援活動を3年目となる今年度も、実施することを決定いたしました。
私たちがすべき支援は、私たちの本分である教育活動を通して、長期的に被災者・被災地を支えることです。
私たちは、被災したこどもたちを招待して、全力を挙げて信州こども山賊キャンプを実施します。自然の猛威におびえきった熊本のこどもたちに、もう一度自然の素晴らしさを伝えたい。失われた小さなコミュニティの底力を、もう一度こどもたちに伝えたい。そして全国のこどもたちに、過酷な状況に陥ってもなお周囲の人と協調をとりつつ生き抜くための「支えあいの気持ち」や「サバイバルスキル」、「的確な情報収集と状況判断能力」を育成したいと強く思います。そこで「あんじゃね震災支援基金」を設置し、広く支援を募り、山賊キャンプに招待して実現して参ります。
「あんじゃね」とは、「案ずることはない」を意味する南信州の方言です。日常では「大丈夫だ」「安心だ」という意味で使われています。今回の支援基金にこの言葉を冠したのは、九州のこどもが、まさに「あんじゃね」と安心して暮らせるための支援をささやかながら行いたいという願いからです。

○基金のお願い
グリーンウッドは信州こども山賊キャンプに被災したこどもを招待します。マスコミでは紹介されない過酷な状況で暮らすこどもたちが、せめて夏休みだけは外で思いっきり遊ばせてあげたい、というニーズに応えます。現在、熊本県南阿蘇村・益城町・美里町から、いまなお仮設住宅で暮らすこどもたち含め、約15人のこどもたちの参加が決まっております。今後、説明会、健康状況とりまとめなどが続きます。
基金の使途は、第一に、山賊キャンプに招待するこどもの交通費(一部泰阜村から支援)と参加経費です。第二に、受け入れのための折衝、打合せ、説明会などに関わる活動経費(スタッフの旅費交通費など)です。

○目標設定額:50万円

○第一次基金締め切り
2018年7月末日

○支援金の振込口座
1)ゆうちょ銀行から振り込む場合
銀行名:ゆうちょ銀行
口座番号:11110―14667441
口座名称:あんじゃね震災支援基金
フリガナ:アンジャネシンサイシエンキキン

2)ゆうちょ銀行以外から振り込む場合
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名:一一八(読み イチイチハチ)
店番:118
預金種目:普通預金
口座番号:1466744
口座名称:あんじゃね震災支援基金
フリガナ:アンジャネシンサイシエンキキン

以上の趣旨と使途についてご理解をいただき、どうかあんじゃね震災支援基金についてご協力をいただけますようお願い申し上げます。

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
代表理事 辻  英 之