Y-Café ~いつでも立ち寄れる場があるという安心感~

今年の6月からCaféをオープンした。
Yは「やすおか」のY。
そして「ワイワイ」のY。
の、つもりだ(笑)

毎週火・木のランチの時間だけ開店だ。
この1か月、実際には誰もお客さんは来ない(笑)。
店長?の私や、うちのスタッフたちが、画面の前でコーヒーを飲んだりギターを弾いたりと、ただの昼休みの風景が繰り返されているだけ。
それでいいのが、このCaféだ。

Y-Caféとは、とりあえず大学生のためにオープンしたものだ。
ZOOM(オンライン会議室)の部屋をただ開けておく。
立ち寄り自由・入退室自由のカフェ的な時空間だ。
風景や鳥のさえずりをBGM的に視聴しながらお昼ご飯を食べる。
NPOの実態に興味がある人がのぞく。
学生同士のおしゃべりや情報交換など。
自由に使ってもらってOK。
もちろん、そこには教員である私:辻がいる。
だから質問や相談などのオフィスアワー的な使い方もできる。
カメラやマイクをオンにしなくてもOK。
私に用件がある人は、話しかけてくれてもいいし、チャットでもLINEでもやりとり可能。
そんな使われ方をイメージしていた。

さて1か月が経過した。
Y-Caféは、コロナで行き場がない学生のための気軽なカフェ空間でもある。
カメラもオンにせず、マイクもオンにしなくても、ただそこに参加してくる学生もいた。それでいい。
学生によっては積極的に何かを話す人もいる。
私に用件がある学生もいた。
6月の前半の火・木のお昼休み、信州の風景をずっと流していた。
私もずっとそこにいたわけではないので、ふらっと入室してすぐ出ていった学生もいるかもしれない。
でも誰も来なかったかも(笑)

梅雨で雨が降り続く日は、屋内でオープン。
そうしたら、無言の学生が入ってきた。
スタッフがギターを弾いたり、アクリルたわしを作ったり、こちらの昼食の会話が丸聞こえ(笑)
無言の学生も反応ボタンを押していた。

7月に入る前後では、なんだか少しずつアクセスしてくる人が増えてきた。
私が授業を受け持つ大学の学生だけではない。
暮らしの学校「だいだらぼっち」の卒業生が「久しぶりー」と入ってくるときもある。
彼らも大学生だ。
確実に昼に開いているものだから、大学のオンライン授業に呼ぶゲストの方と打ち合わせにも使っている。
学生にとってみれば、いきなり弁護士や猟師が私と話しているのだから驚くかもしれない。
でも、現実のCaféや喫茶店って、そういうものだ。

このCaféが「ワイワイ」「ガヤガヤ」となることはないと想う。
それでもいい。
行き場を失い続ける学生さんたちに「いつでも立ち寄れる場がある」という安心感を与えるだけでもいい。
気が向いたら、どうぞアクセスしてもらえれば(ZOOMのURL教えます)。

私も自由な昼の時間を過ごすつもりでいる。
今日も画面の前で、うまいコーヒーを飲んでギターを弾こう。

代表 辻だいち