オンラインで対話する、第2回「山賊の宴」を開催。

先日、第1回に引き続き、第2回オンライン「山賊の宴」を開催し、7名の相談員(山賊キャンプボランティア)が参加してくれました。

電波状況を考慮し、今回は屋内から配信。ならば山賊Tシャツを飾り雰囲気づくりを!

今回の宴は、テーマに沿って話すことにトライし、
「日常の中でふとした瞬間に思い出す山賊キャンプ」について対話しました。
その内容を少し紹介します。

“どんな時にキャンプを思い出す?”という問いに対し

「バイトでこどもと会うと、キャンプの子はどうしてるかなぁって思い出す。」
「初めて参加したキャンプって、ずっと心に残るんだよね。」
「家でも木片からお箸をつくってて、削ってるときに思い出すかな。」
という答えが返ってきました。

その中でも印象的だったのが

“キャンプって自分にとって非日常の世界。こどもたちには
「帰ってからが大事だよ。」とか「学校生活でもキャンプを思い出して。」って伝えるんだけど、
いざ自分自身はキャンプから帰ってからどうかなって、悩むんだよね。
日常とキャンプが遠くてなかなか繋がっていないかな。“という話。

確かに、自分自身が置かれる環境によっていつもと違う自分が出てくること、あるんじゃないかと思います。もちろん個人差はあると思いますが。

私も学生時代、キャンプや自然の中にいる自分は日常よりもどこかオープンで、わくわくした気持ちが高ぶることを感じていました。
しかしそんないつもと違う自分を、いざ日常生活(例えば授業やアルバイト)で表現しようと思っても委縮することが多かったです。一方でキャンプや自然の中へ行くことを重ねるに連れて、だんだんと表現するようになったとも感じています。

いつもの自分と違う自分、どちらが良い悪いの次元ではないと思いますが
相談員だけでなく泰阜村に来るこどもたちの中にも「いつもと違う自分」を感じている子がいるんじゃないかぁと考えさせられました。

そしてその人たちのため私たちはどんな場をつくるのか。そんな問いに、今回の宴を通して向き合うタイミングとなりました。

宴の最後は、少人数グループに分かれてふりかえり。考えたことを伝え合ったり、初めましての人同士で新しい繋がりができたり良い時間でした。

集合写真は、キャンプでも族(グループ)ごとで考える”集合ポーズ”を決めて撮影!今回は第2回の「二」です。

これまで2回のオンライン山賊の宴を開催しましたが、今後は「学び」にもスポットを当てながら開催していきます。そして何か新しいものが生まれることや、いつか開催できるようになったキャンプの発展にも繋がることを期待しています。