4年ぶり開催!おうちの味噌を作る~やすおか暮らしを楽しむ会「てまひま」

1月に「やすおか暮らしを楽しむ会 てまひま」を開催しました。今回のテーマは「おうちの味噌をつくろう」です。コロナ前まで毎年開催し、「家の味噌は毎年てまひまで作っています」という方がいるほど希望の多かった活動です。今回は30名の方が集まりました。

 

いつもどおり乳児や幼児もいるワイワイとした場所に。集まった瞬間から大騒ぎになるので、まずは絵本で落ち着くところから。

なおみちは元保育士なのでお手のものです。あっという間にこどもたちが集まり、静かになっていきます。

 

落ち着いたところで本日の作業の流れを伝えます。味噌づくりと聞くと専門的な知識が必要と思われますが、実はそんなに難しいものではありません。

①ゆでた大豆をつぶす→ ②麹と塩をまぜておく→ ③つぶした大豆と塩切麹を混ぜ合わせて団子(みそ玉)にする→ ④容器に空気を抜きながら詰めていく  以上

単純な作業だからこそ先を見通してもらう必要があります。

 

早速大豆つぶしです。てまひま恒例の足で踏み踏みしてつぶしていきます。食べ物を踏むなんて!と思われますが、こどもでもできる作業でもあり、遊びの要素もあってこれが一番効率的です。
小さな幼児も一生懸命踏んでつぶしています。

 

 

手が空いている人で塩きり麹を作っています。
親子でやっているのかなと覗くと、全く関係のない大人とこどもが2人で作業しています。
人も交ざっていくのがてまひまの味噌づくりの面白いところです。

 

 

大豆と塩きり麹を混ぜ合わせたら、今度はみそ玉づくり。

こちらも親子ではない大人とこどものチームです。同級生のお母さんだったので、学校の様子なんかも話していました。このみそ玉を容器の中に叩きつけることで空気を抜き、しっかり詰めて終わりです。

 

お昼ご飯では4年前にこのてまひまの会で作ったみそでお味噌汁をお出ししました。
我が家もここでの味噌づくりが定番となっていますが、全く同じ材料を使って、一緒に作っているのにもかかわらずこの味噌汁はまた違う味。各家庭の保存状況などで味噌の色も味もまったく違うのが面白い。

 

今回はお母さんだけ参加もいらっしゃいました。こどもを気にせず没頭できることが楽しかったとのこと。ちょうど雨だったこともあり、「雨の日の行き場所に困っていたので、こどもが思う存分身体を動かせて本当に助かりました」という声や、「お母さん同士でゆっくりおしゃべりできたのがとにかく楽しかった」とう声が聞こえました。

「何かお話ししましょう」と集まると、「特別、誰かと話したいことがあるわけではない」と構えてしまいます。お味噌づくりという目的が集まる理由となり、そして人が集まれば話の輪が広がります。何気ない無駄話が、誰かの救いや安心につながることがあるのです。

 

味噌づくりのために裏方の私たちは朝6時から大豆を煮始めます。また物品も多く準備も片付けも結構大変です。それでも楽しみにしている人や笑顔を見ると、やって良かったな、来年も楽しみだなとこちらも元気をいただきます。

次回は「やすおかでよくある余りものでお菓子作り」を予定しています。