インターンがやってきた!Vo.2「こどもって、こんなに色んなことができる存在だった」

8月~9月にかけて2週間インターンに参加した大学生のタヤ(キャンプネーム)を紹介します。

まずインターンに参加したきっかけを教えてください。

大学のフィールドワーク授業の実習先をインターネットで探していたところグリーンウッドを見つけました。

こどもを対象にして、楽しく、主体的に、活発に学べて、身の回りの自然環境に対する興味や関心がより生まれるような教育活動を行う場に携わりたかったいと考えていました。

グリーンウッドが行う「ねっこ教育」の実践を現場を見ながら学びたいと思い参加を決めました。

 

こどもたちと過ごして気づいたことはありますか?

子どもたちの主体性、積極性、創造力と生き生きした姿に感動しました。

ここではこどもたちが自分で割った薪を使って火おこしをして五右衛門風呂を沸かしたり、自分たちで朝・夜の自炊をしたり、ナタやノコギリを使って好きに作業をしたり、私にとっては非日常的な暮らしが広がっていました。常に私がこどもたちに教わる側になっていたように感じました。

大人ってついつい「子どもだからできない。子どもには危ないからだめ。」と言って、こどもたちの可能性を制限していないか?と感じることがあります。しかし、だいだらぼっちのこどもたちと暮らしてみて「こどもってこんなに色んなことできる存在だったのか」と改めて気付かされました。ただ「ダメ」「危ない」と言うだけではなく、こどもたちに教える時間を作り、できるまでそばで寄り添うことが大事だと気づきました。

また、だいだらぼっちのこどもたちと生活していた中で気づいたことのもう一つとして、困っている人を見つけたらすぐに行動してお互いをサポートしていたことです。

それは暮らしに関わる話し合いの上でも見られました。1人の子が上手く自分の意見を言語化できずに困っていた時に「〇〇ちゃんは〜と言おうとしているのだと思うよ。そうだよね?」という風にコミュニケーションの中でもサポートしていたのが素敵だと感じました。

 

相談員(グリーンウッド職員)と過ごして気づいたことはありますか?

こども同士が喧嘩しているときに、一方的に相談員から怒るのではなく、こどもが自分自身で考える時間を作っていたところが印象的でした。

双方に「なぜその行動をとったのか」「なぜそのようなことを言ったのか」「相手はどう感じた?」と考えさせてこども同士が話し合う機会を作っていました。相談員がこのように冷静に対応しているからこそ、こどもたちも自分達の行動や言動を振り返り、成長できるのだと感じました。


自分自身の成長や気づき、学びがあったエピソードを教えてください。

2週間でたくさんの学びを得たいという思いが強かったので、スタッフやこどもたちの行動・暮らし方をじっくり観察していました。自分の中の気づきを随時ノートに書きため、記録をとる力にも繋がったと感じています。

じっくり関わる中で、私は人を観察して新しい気づきを得ることが好きだということに気づきました。また、新しいことにチャレンジするこどもたちを応援することと、こどもたちの成長を見て褒めることが自分の中の楽しい瞬間だと感じました。  

関わるときは、こどもたちが悪いことや間違っていることをした時に、「やめて」「ダメだよ」「違うよ」とただ否定的に伝えるのではなく、なぜダメなのかをきちんと教えることが大事だと気づきました。

インターンの2週間で、こどもへのコミュニケーション仕方の実践に繋がり、応援できる相談員(大人)の一人として関わることができた気がします。

 グリーンウッドが行う自然体験型学童の運営サポートの様子

 

これからインターンを考えている人へメッセージをどうぞ!  

毎日緑が豊かな景色を眺めたり、こどもたちとカルタをしたり、相談員と人生の話をしたりした時間を思い出す度に恋しくなります。  

新しい環境で暮らすということで不安に感じるかもしれませんが、こどもたちは積極的で明るく、スタッフも優しいし、温かく受け入れてくださる方ばかりです。すごくアットホームに感じることができる場所なのですぐに暮らしに馴染めると思います。  

こどもたちになぜだいだらに来たいと思ったのかや、将来の夢、将来どのような人生を送りたいかなどの質問を聞くとみんなそれぞれ違って面白かったのでぜひ聞いて見てください。  ここでたくさんの学びと経験を得られることを願っています。

ぜひ、こどもたちとの暮らしをエンジョイしてください!

 

 


【インターン担当 ゆべしより】

実習の一貫ということもあり、観察して記録することをしたからこそ、ここでの体験、こども一人ひとりの見方がより深まったようです。

話し合いの場でも、18人の出来上がった関係生の話し合いの中で、たやも自分なりにわからなかったことや気づきの声をあげたり、自分からスタッフやこどもに話しかけたり自分なりのアプローチで2週間を自分のものにして過ごしてくれました。

タヤは、夕食後の空き時間に、自分のための木工(箸作り)をしながらこどもとゆっくり対話することもあったとか。

そんなふとした暮らしの合間にこそ、「実はさぁ・・・」とポロッとこどもたち(大人もまた)素が出るものです。

短い期間にこそ、暮らしながら教わること、わかり合える瞬間が人それぞれあるものです。

 

さて、グリーンウッドのインターンは、社会人も大学生も受け入れ中です。

「こどもたちのために働く」、そして「ひとりの仲間として暮らす」、両方を学ぶインターンシップにチャレンジしてみませんか?

そして、NPO職員へ関心をお持ちのかた向けに団体説明会/1月16・17日 を予定しています! 

ご興味のあるかたはぜひ、お問い合わせください。お待ちしております!