【2022山賊キャンプニュース vol.1】1000人の川遊びを支える「川研修」

2022山賊キャンプニュースではこの夏、山賊キャンプに参加するこどもたちとその保護者の方へ向けてキャンプ開催の想いや運営の裏側をお伝えします。今回は山賊キャンプで人気の遊び「川遊び」を支え、安全な活動にするために準備を進めている現場スタッフの姿を紹介します。

川の研修、実はキャンプが始まる2か月も前に始まるのです。まだまだ春の終わりくらいですから、冷たい水に少しぶるっとします。研修内容は、基礎的な知識を備えるための座学講習からはじまり、操船技術の習得や河川での泳法など多岐に渡ります。こどもたちとの活動では写真のような大きな川にはほとんど行くことはないですが、研修内容を実際の活動よりも厳しい環境で行い、より安全な川遊びができるように準備を進めています。

キャンプ中に行う川遊びでは、事前の下見を欠かさず行い危険物が流れていないことや地形の変化などこどもたちが安全に活動できるように入念にチェックしています。

また、こどもたちがどこで遊んだら楽しいか、こどもたちの遊びの幅を広げるというのも研修の目的のひとつです。「水が怖い」「川に初めて来た!」というこどもたちに短い時間でもたくさん遊んで川遊びの楽しさを知ってほしいと思っています。そのために、こどもたちが飛び込む場所の安全性を確認したり、実際に自分たちが川を流れ、飛び込み、泳ぐことで、こどもたちが遊んで楽しい場所かを自ら確認します。

何よりも現場で活動するスタッフが、ずっと気難しそうな顔で安全を守っているだけでは、こどもたちは安心して遊べません。時には率先して、こどもたちに「こうやって遊ぶこともできるよ!」「川遊びって楽しいんだよ!」と楽しむ後ろ姿をみせることで、「怖いけどちょっとチャレンジしてみよう」とこどものチャレンジを後押しすることができます。

川遊びに限らず、こどもたちはキャンプに参加するだけでも十分なチャレンジです。非日常の体験だからこそ、その土台に安全と安心感があることが求められます。こどもたちのチャレンジを少しでも応援し、支えられるよう、現場スタッフは日々のスキルアップに取り組んでいます。

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キャンプまで約1か月となりました。川研修だけでなく、参加者のみなさんへの資料発送作業や保護者説明会、ボランティア研修会など3年ぶりの規模の大きなキャンプ実施に向けて着々と準備が進んでいます。次回のキャンプニュースは、裏方からこどもたちを支える物資チームよりキャンプで毎日食べられる「あの調味料」についてお伝えします。お楽しみに!