翔んだ学生　～教え子たちのダンス公演をぜひ！～

ダンスの公演、いかがですかーー！？

私には全く似合わないお誘いだ。
言われなくてもそんなことはわかっている(笑)
だが、ここはお誘いさせてほしい。

今年度の大学ゼミで、へんてこりんな学たちと知り合った。
立教大学に「映像身体学科」という、この大学に関わって10年になる私でも説明しにくい学科がある。
そこに属する学生さん。
感性が翔んでいる。
危うい感じもするくらいだが、それくらいが若い学生の特権。
その翔んだ感性を纏って、私のゼミに1年間関わってくれた。
ゼミ中の対話はもちろんユニークだったが、ゼミ後の自由なおしゃべりタイムでは常に笑いが起きる楽しい学生たちだった。
ゲストにアグレッシブに質問し続ける姿も微笑ましい。
ゼミ以外の時間で、私と文通のようなことも続けた。
ほぼ親娘のような感じかな(笑)

ゼミといってもオンライン。
画面越しで会うことしかできない。
でも実は、1人は昨年度（2019年度）の大人数授業の履修生だった。
だから遠い距離で対面していたことになる。
もう1人とは、昨秋一度だけ東京に出張があった時、キャンパスで10分ほど顔を会わせることができた。
それがとてもうれしかったことは言うまでもない。
そんなかすかな縁でも、丁寧に紡いでいけば強く豊かな縁になるのだと確信する。

この中にその学生がいたらしい。よく見たらいたいた(笑)

この1年間で、顔を会わせることができたのは、この10分間だけ

彼女たちは、キャンパスになかなか足を踏み入れることができない状況で、それでもダンスに取り組んできたこの1年。
画面越し、ＳＮＳを通してその努力は耳には入っていたけれど、表には苦労を出さないその一所懸命さをほんとに尊敬したい。
3月7日に公演をするとのこと。
鑑賞はオンラインだが、今のところ緊急事態宣言の最終日だから、大学の許可（施設利用）が下りるかやきもきしていたという。
なんとかＯＫだということ。
その知らせが届き、ホッとしている自分がなんだか笑える。

「緊急事態宣言の延長で大学の施設の利用が不可になるというメールが来て、誰も口にはしなかったけどずっと頭の中をよぎっていた公演中止…。学生部からの許可が下り、予定通り公演をお届けできる運びとなりました。今年度最初で最後、色々な人の協力があっての公演です。今まで以上に気を引き締めて稽古を進めて参ります！
皆様のご予約心よりお待ちしております！」

もし興味ある方は、教え子の公演を鑑賞してやっていただければ、ほんとにうれしい。
教員としてもそうだけれど、若い友人の挑戦を応援するような感覚で、そして親心満載のまなざしで、皆さんに心からお願いしたい。

ちなみに私、学生時代は一応、体育の勉強をしていた。
創作ダンスを教えたこともあります！とドヤ顔でこの情報を紹介したい(笑)