毎年恒例。村のみんなでみそ作り

「やすおか暮らしを楽しむ会 てまひま」今年度の最後は、毎年恒例の味噌作りです。
今回は50名に近い参加者!年を追うごとに参加者が増えてきています。そして、「去年の味噌はあっという間に食べきってしまったから、もっとたくさん仕込みたい!」という声もあり、全部で50kgの味噌づくりに挑戦です。

まずは焚いた大豆をつぶします。小さなこどもたちでもできるように、てまひまのみそ作りはビニールに入れて踏んで潰します。

こどもたちの性格も出て来るようで、最後のひとつぶまで余さず潰そうとする子もいれば、どんどんどん!と踏んで、さっと終わりにしてしまう子も。また普段家でもみそ作りをされるお母さんからは、「家では全く手伝わない」というこどもたちが良く働いているという声も。親でない大人がたくさん褒めてくれたり、同じこどもががんばっている姿が刺激になるのだと思います。

こちらは麹と塩をまぜまぜしています。こどもにとってはみそ作りも遊びの延長。砂遊びの感覚で作業が進みます。

最後に潰した大豆と混ぜ合わせたら、味噌団子を作って…

みんなで量を分けたら、それぞれの家庭の容器に入れてできあがりです!

半年ほど涼しいところで保管しておけば、出来上がりです。みそ作りをすると、「意外と簡単!」と驚く方が多いです。たったこれだけで毎日食べるお味噌ができてしまう。しかし、簡単の裏にこの食品を生み出した、先人の知恵にも感服します。これは手足を使って自分で体験しているから得られる学びです。

お昼ご飯は豚汁!昨年てまひまで作った味噌で作りました。それ以外にもフキ味噌や、肉みそなど手作りのみそ料理が並び、みんなでそれぞれの家に帰ったら何に使おう?と盛り上がっていました。

ご飯を食べて飽きてきたこどもたちに、なおみちが絵本を読んでくれました。タイトルは「おにはうち」そう!この日はちょうど節分の日だったのです。ということで早速外に出て…

豆まきです!鬼役のなおみちに向って思い切りなげるこどもたち。正直、どちらが本当のオニなのか!と思うくらい追い掛け回されていました。

その後は探検。残っていた雪で遊んだりと、こどもたちも大満足。小さいこどもばかりでなく、小学生までの輪で遊ぶことで、それぞれが思いやりながら遊ぶこの時間は、てまひまにとっても大切な時間です。

今回はやすおか村の子育て世代だけでなく、東京、名古屋、お隣の飯田市からも参加されました。みなさん、やすおか村の子育て世代が集まってこんな会をしていることに驚いていました。村も家族も関係なくみんなで作業するてまひまのみそ作り。この場所は、おみそを作るだけでなく、「作る」を通じて、人と人とをつなぐ豊かな場にもなっています。

てまひまは、来年度も4回ほど実施の予定。私たちも新しいやすおか村の魅力を発見すべく、チャレンジしていきます。楽しみだ!