グリーンウッドでは、私たちが行っている様々な教育事業に興味のある方向けに、ここ泰阜村のグリーンウッドの施設に足を運んでいただき、教育理念や事業の説明、施設案内をする視察・見学を行なっています。
実は今日…ではないのですが、先日、はるばる神奈川県より県議会議員の北井宏明さんが見学に訪れてくださいました!
北井さんによると、神奈川県では今不登校のこどもたちがなんと1万人にものぼるそうで、そのようなこどもたちをフリースクールや山村留学など、今通っている学校以外の”居場所”につなげる活動をしていらっしゃるとのこと。
学校という限られた人間関係の中で自分を見失ってしまうのではなく、様々な選択肢から可能性を発揮できるようになってもらいたいとの想いで、全国のフリースクールや山村留学を見て回る中で、なんとはるか海をわたった沖縄県渡嘉敷島でここ「暮らしの学校 だいだらぼっち」について聞き、アクセスしてくださったそうです。
2時間かけて、私たちの目指す教育理念から各種事業、そしてだいだらぼっちの日々の暮らしの様子にいたるまで、説明や施設案内をさせていただきました。
こどもたちがひとり一票の精神で話し合いで暮らしを創っていく、まさに”小さな民主主義”の場であること、やりたいことから暮らしのルールまで自分たちで決めることで、責任を伴う”自由”があることなど、暮らしの場の創り方に感心してくださいました。
教育への熱い想いのある北井さん、質疑応答でも終始今の教育の在り方やこどもたちを取り巻く環境について、大いに盛り上がりました。私も、こどもたちを取り巻くリアルな現実について色々とお話し伺うことができ、改めて『誰もが安心して暮らせる社会=あんじゃねぇな社会』を創っていく必要性を実感しました。
北井さんのすべての政策のテーマは「優しさ」だそうです。「皆で、皆に優しい時代を創造していきたい」とのこと。手法は違えど、目指す社会は同じ!
共に、『あんじゃねぇな社会』の実現に向けてがんばりましょう!

泰阜村に来て19年。体を動かしてないと体調を崩すおてんば少女タイプ(?!)の一男二女の母。グリーンウッドスタッフとして・子育てママとして、村の様々な活動にかかわりながら、豊かな子育て環境を創り広めるべく日々奔走中。