泰阜村の保育園でAED講習会

泰阜村の保育園はひとつ。泰阜のこどもたちはみんな等しくその保育園に通います。我が子たちも大変お世話になっている泰阜保育園から「AEDの使い方を教えてほしい」という依頼を受けました。

私はMFA(メディックファーストエイドというアメリカの救命法プログラム)のインストラクター資格を持っています。我が子を預かっていただき、言葉にできないくらいお世話になっている保育園のこと。恩返しの意味も含め、がんばってやって参りました。

導入として、実際に救急車を呼ぶとどれくらいの時間がかかるかも考えてもらいます。

「救急車の到着時間の全国平均は8分」

そして泰阜村は20分ほどかかります。

しかし心停止して10分後には救命率はほぼ0%。救急車がくるまでの時間にCPR(心臓マッサージと人工呼吸)そしてAEDを使うことで、救命率が上がることを伝え、実際にやってもらいました。

でも幼児やこどもでAEDを使う場面は極めて限定的。大人に比べて起きる可能性は低いのです。幼児でリスクが高いのは、のどつまりやプールでの溺水です。そこでのどつまりの対処法も伝えました。

最後に、対処ではなく起こさないためのリスクマネジメントの大切さを伝えて閉じました。

AEDの設置も進み、どこの施設でも見られるようになりました。しかし、「いざ!」という時に果たして使えるかは、命を扱うものだけに不安を感じるものです。
「まさか起きるわけがない」ということが頻発して起きている現代。ひとつの備えで救われる命があります。

また日常でも、救命法というちょっとしたスキルがあることで、「声をかける」という不安な気持ちがぐっと下がります。
救命法をするかしないかよりも、自分でもできることがあるという「自信をつける」ことが大事なのです。

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