栗ってこんなにおいしいんだ!身近なものが暮らしを豊かにする|放課後児童クラブいってきました

こんにちは。スタッフのバズです。先日、小学校が研究授業で学校は一日お休み。年に数回ある平日のお休みで、いってきましたでは一日学童保育を実施しました。今回の企画はこの季節にたくさん取れる「栗を食べる」をテーマに考え始めました。グリーンウッドの敷地内にはいくつか栗が取れる場所があります。大きな粒や山栗の小さなものまでいろいろです。今年はあまり栗を拾っている様子が見られなかったこともあり、秋の季節は栗を食べないとというところで、栗ごはんや栗を使ったスイーツをこどもたちと創ることを通して秋を感じてもらいたいと思いました。

当日に向けて、栗を拾い始めたこどもたち。バケツや火ばさみを携えて、山に向かいます。「両足でこじ開けると、ぷりって取れるよ!」「3つも入ってる!」と大興奮。たくさんの栗が集まりました。

 

当日は全員集合して、まずは作戦会議です。今日一日何をして過ごしたいか出し合います。「栗でおやつ作りたい」「栗ごはんつくる」「みんなで鬼ごっこ」色々と意見が出て、それぞれのやりたいこととどうやったらできるか段取りが取れました。

今日のお昼はみんなで持ち寄ったお米を羽釜で炊きます。下処理をした栗を散りばめて「栗ごはん」です。「初めて栗ごはん食べるからどんな味だろう」と興味津々です。栗ごはん隊は米研ぎやかまどの準備を進めます。

カマド用と焼き栗用の薪を集めます。枯れた杉の葉を見つけて焚き付けに。みんなが作った手作り刀の切れ端材を集めて焚き物にします。あさイチで集めてきた栗を焼きます。

良い焼き加減にするために張り付いて見る子どもたち。「この栗は私が育ててるやつだからね」と美味しい物には真剣そのものです。

ごはんが焚きあがりみんなでお昼ご飯。23合を焚き、少し余りましたがおにぎりにしたらぺろりと完食。「栗ごはん美味しいねー」「今年初めて!」と焼き栗とはまた違った美味しさを味わいます。

午後はそれぞれ自由遊び。何人かはおやつ作りに勤しみます。栗のクリームを作ったので、ケーキや白玉団子にトッピング。あまーい栗スイーツに舌鼓を打ちました。

この日はシンプルにいつも遊んでいる敷地内にある食べられる自然の恵みをいただきました。お店で売っているものではないので手間もかかります。皮を剥くことや、中には虫が入っているものもあります。色や形、重さもバラバラです。焼く・炊く、揚げる、濾す。いろいろな方法で楽しみました。シンプルでありながら、こどもたち自身が全てやれることでもあります。採ることから始まり、調理して食べるという始まりから終わりまで味わえるのは身近にあるものだからではないでしょうか?売っている栗もおいしいけれど、ここまでワクワクしないでしょう。

いってきましたのこどもたちは普段から、桑の実や木苺などをたくさん採って食べています。これもまた豊かさでもありますが、一方で手間のかかる栗は手に取りにくい物でもあります。それでもシンプルに焼いてみる。焼き加減で美味しさが違う面白さから、色々な調理の仕方をやってみるというワクワクにつながっていきました。今回の一日を通して暮らしの中にある手間がかかるものや身近なものの豊かさも感じてもらえたら嬉しいです。