【一人一票の職場】2024年度山賊キャンプふりかえりの会

夏の山賊キャンプが終了いたしました。参加した皆様、そして協力してくださった村民の皆様、ボランティア、裏方お手伝いの皆様、本当にありがとうございました。

やっと一息・・・と言いたいところですが、山賊キャンプが終わっても「暮らしの学校だいだらぼっち」のこどもたちが夏休みが明けて帰ってきたり、小学校がはじまって放課後児童クラブが再開したりと、全く落ち着く間もなく日常がやってきています。春休み以外こどもが必ずいる職場のおもしろさであり、大変なところでもあります(笑)。

とはいえ657名のこどもと182名のボランティアが参加し、成果も失敗もあった大きな事業です。ちゃんと次のキャンプ、他事業、日常に生かすために「振り返る」ことが大切になってきます。

この日はスタッフ全員と長期ボランティアで振り返りを行いました。まずは各自で

1. 獲得したこと・がんばったこと
2. 失敗・反省
3. 次に向けてチャレンジすること

を書き、発表してもらいます。

今回はキャンプ全体というよりもまずは個人の視点でのふりかえり。他スタッフも耳を傾け、それぞれの学びを共有していきます。自分の考えでは発見できない学びを得たり、他者の学びを自分のものにするのです。

次に発表した人に対して愛あるフィードバックをフセンに書いていきます。発表した内容以上に、1か月間それぞれのがんばりや苦労、陰で涙する様子も見ていた仲間です。その人にしか書けない言葉をつづります。

長期ボランティアの若者たちも発表。緊張や不安の中での活動だったと思いますが、仲間たちの支えと自らの自信で日を追うごとにいい顔になっているのが印象的でした。

わたしにとっては21回目(たぶん)の夏の山賊キャンプです。はじめて参加した際は長期ボランティアという立場もありますが、こどもを相手にすることもキャンプをすることもはじめてだったので出会うもの、体験するもの全てが学びと発見。価値観を根底から覆される1か月半に、興奮と感動で終えたのを思い出します。しかし回数を重ね、立場も変わるとこれが「当たり前」となり、「発見」や「学び」が少なくなります。

ですので若いボランティアやスタッフたちの言葉が、私にとって新鮮な学びや発見となる貴重で大切な時間となっています。

こどもたちの学びと成長こそ、豊かな社会を創り出す。
その目標のためにがんばった夏もひとまず終了。また冬のキャンプに向けてがんばります!