休日の過ごし方 いざ薪小屋建設!|齋藤家の場合

我が家は薪ストーブ。燃料となる薪と薪小屋の材料はご近所の方のご厚意でなんとか賄っています。

その詳細は以前事務局長コラムでも書きましたのでぜひそちらをお読みください。

さて、いただいた薪でこの冬はどのように過ごしたかというと、薪の暖かさは素晴らしい!のですが、やはり薪の管理は大変でした。

薪置き場はトタンをかぶせただけなので常に風で吹き飛ばされ薪は雨に濡れてを繰り返し、多くの方が想像するようなゆったりとした薪ストーブライフとはほど遠いもの。その原因はただひとつ。薪小屋がない!ことです。

せっかく村の方と一緒に伐採した薪小屋用のヒノキの材も、皮はむいたけれどそのまま放置していました。重い腰と忙しさにかまけて先に進みません。

しかしせっかくいただいた薪も濡れたままにしてしまっては、次の冬も同じ辛さを味わうことになります。そこでいよいよ春休みを利用して私、妻、娘(長女)と3人で建てることにしました!

まずは柱を埋める穴掘りから。一丁前に丁張らしき水糸も張っています。一応直角と高さを合わせる目安にしています。

40㎝の穴を6か所掘らなくてはいけません。3月末とは思えない陽気に汗だくで掘ります。

そして同時進行で柱となるヒノキの根本を燃やして炭化させます。そうすると地面に埋めても腐りにくくなります。

 

水糸の高さをおおよその目安にして、柱を立てます。

 

おぉ!それっぽくなってきました!しかし手前の柱、高すぎ問題発覚です。考えていたものがいよいよ目の前にできあがると、思っていた様子と大分違うことに気づきます。さすがにこの高さは無駄だということになり、チェンソーで40㎝ほどカットしました。

 

続いて柱にケタを乗せ、ヒノキを番線で固定します。一度ぎっく(ものづくりの先生)に教わり、元学校林でも小屋づくりをしていたことと、改めて本で復習したことで思いのほかうまくいきました。
1回でうまくいくと気持ちがいい!

 

おおよそ8割くらいを1日で終えました。筋交いなど補強を入れて完成となります。

やってみて思うのは、「意外とできるじゃん!」ということ。これまでだいだらぼっちで鶏小屋を作ったり、ピザ小屋を建てたり、薪小屋の修繕・回収などで様々な方に教えてもらいながら作ってきました。今回ははじめて力を借りず(家族の力は借りましたが)にはじめから終わりまでできたことは大きな自信になっています。

泰阜村で暮らして20年。先輩たちにはまだまだ叶いませんが、それでもこれまでやってきた積み重ねがちゃんと答えを出してくれています。

youtubeなどを見るとDIY系の参考になるものはたくさんあります。が、やはり経験に勝るものはない。「とりあえずやってみる」という手足を動かし、失敗を重ねることが、自分を支えてくれるのだと改めて感じます。

少々不格好ではありますが、これで今度の冬は安心して暮らせます!