石窯でピザを焼こう!グリーンウッドが行う1日学童:食欲の秋編

10月の計画休業を利用して今年度3回目の1日学童を開催しました。

1回目 6月の地域体験の様子はコチラ
2回目 9月のデイキャンプの様子はコチラ

10月は食欲の秋!ということで、敷地内にある石窯を使ってピザを作ることにしました。

集まったのはこども、おとな、あわせて38名。まずは、どうやって作るのか作戦会議を行いました。

おいしいピザを食べるためにすることは3つ。
1つ目は生地を作ること。2つ目は具材を準備すること。そして3つ目は、形を作って焼くです。

それぞれやりたいことに手を挙げ役割分担をしていざスタートです。

▲小麦粉を計量して混ぜ合わせていきます。こぼさないように慎重にね!
▲だんだんまとまってきました。ここでしっかりこねることが大切なんです。

こちらはピザ生地チームです。今日は天気もいいので外にテーブルを作って小麦粉をこねていきます。約40人分の生地なので3つに分けて作っていきました。

「ベタベタしてる。水が多いかもしれない!」「もうちょっとこねたら、もっとまとまるよ!」といろんな学年のこどもたちが混ざりながら声を掛け合いながら仕上げていきます。

こんなに大量の材料で作ることも中々ないのでみんな真剣な表情で楽しそうです。

小さな手でたくさんこねたらいったん生地を休ませます。

▲「喉乾いたぁ~」とこどもたちの声に「じゃぁトマト食べな!」とおいしいトマトをいただきました。

一方こちらは、具材準備チームです。

具材準備チームはまず食材を取りに行くところからスタートしました。
作戦会議の後、村内の農家さんのところにトマトを取りにいきました。

「おいしそう!ありがとうございます。」と採れたてのトマトをいただいき大喜びのこどもたちです。

まさに採りたて、泰阜ならでは、農家さんの全面協力のもと、なんとも贅沢なピザになりそうです!

▲小学1年生だって、ちゃんと包丁使えます。

帰ってきたこどもたちは、ピーマンに玉ねぎと、そのほかの具材も切って準備完了です。

▲燻製の温度管理人。絶妙な火加減で一定に保ちます。

野菜以外の食材では燻製ウインナーも用意しました。石窯の横にある燻製小屋で桜のチップで1時間ほど燻製しました。直火で行う燻製なので、温度を一定に保つのが難しいのですが、そこは”火おこし男子”の出番です。器用に薪を出し入れしてコントロールしていきます。

「今、温度下がったから、もうちょっと薪押し込んで!60℃にキープしよう!」

と普段から火おこしをしているので頼もしい限りです。

▲薪を焚き続けて約3時間。石窯に蓄熱されます。
▲薪割り男子たち。飽きることなく何時間も斧を振り続けています。

朝から火入れしてた石窯も順調に温度が上がっています。窯の横では”薪割男子”が盛大に薪を作ってくれています。みんなで協力してお昼のピザを目指します。

▲トッピングには、それぞれの個性が光ります!

生地の発酵が終わり、いよいよトッピングです。採りたてトマトとにんにくのみのシンプルトマトソースに燻製ウインナ―に泰阜野菜を乗せていきます。

▲次々に焼きあがるピザと、焼く順番待ちのピザです。
▲1年生から6年生まで、学年なんて関係ない!みんなで食べるとおいしい!

1人1枚は作るけど、出来上がったピザはみんなで分けて食べます。

十分に温まった石窯では、1分もかからずピザが焼きあがります。高温短時間で焼くピザは、外はパリパリ、中はふわふわ、普通のオーブンで焼くのとは一味違います。

「このピザチーズが大盛だぁ!」

「このピザ、乗せ方上手!めちゃくちゃおいしそう!」

トッピング1つとっても、こどもたち同士のいろんな側面が見えてきます。

焼きたてのピザを次々に頬張るこどもたち。おなか一杯食べて大満足です。

結局この日は、約40枚のピザを焼きました(笑)
おいしくいただいた後はみんなで協力して片付けもしました。

この日はピザづくりに、こどもも大人もできることを持ち寄りがんばりました。
ただ一緒にご飯を作るだけでも、普段見ることのできない一面がみえたり、普段あまり話さない人と会話が増えたり、自然とありがとうが聞ける場になっていました。

何か特別にどこかに遊びに行くわけでもなく、”おいしいご飯をみんなで作る”それが、とても楽しかっく、改めて”暮らし”のおもしろさを実感した一日でした。

▲ピザが焼ける間にギターで一曲!こういう時間も素敵です。