村の子と地域探検!~にぎやかな声 元気を運ぶ~

グリーンウッドが行う村向け事業の1つとして、

泰阜小学校の振替休日等に、村の自然や文化に親しむ活動を行っています。

 

今回は、無人駅のある温田駅方面の探検の様子をご紹介します!

 

 

この日は雨降り。かっぱを着て出発~!

住む場所によっては川が遠かったり、電車が身近ではなかったりするため、こどもたちの生活環境は様々です。

普段馴染みのない地域へと少し足を伸ばすと、知らなかった自然の恵みや地域のひととの出会いがたくさんあります。

まずは神社でお参りをしました。

今日の安全と、それぞれにお願いごとを呟いています。

 

 

お次は、村と隣町をつなぐ大きな橋を渡りました。

普段、車で通ることはあっても、橋の上も下も歩くことは初めてという子ばかりで楽しそうでした。この後、温田駅まで出かけました。

 

高架下で元気に雨宿り!

 

 

お昼ごはんは集会センターに集まって食べました。コロナ禍もあってみんなで囲んでお弁当を食べるのも久しぶりのような気がします。好きなおかずを紹介しあい、とても和やかな時間でした。

 

おやつは地元産のブルーベリー。こどもたちのために、地域の方がご自宅で収穫したものをくださいました。

「大きくて美味しい~」「おかわりしたい!」

配ってくれる子の後をついて回るほどみんな大喜びでした!

 

 

午後の探検では、村にある修道院の前を通りかかりました。

すると、特別にシスターが施設を案内してくださいました。

少し緊張ししながら中へおじゃましました。

「お名前はなんですか?」と聞くと、日本語の名前ではなく洗礼名を教えてくださったり、真剣に手を上げて「まほうつかいですか?」と2年生のかわいい質問があったり、どんな質問にも丁寧に答えてくださいました。

大人っていつから、つい知ったふりをしてしまったり、疑問を置き去りにしてしまうようになったのでしょう?こどもたちのお陰で、大人の私も学び多き時間になっていました。

 

 

 

その後も探検は続きます。

途中、お散歩中の地域の方の後ろ姿を見つけて「あのひと、うちのひいばあちゃん!」

相談員(スタッフ)もみんなも驚き!

「よく来たね~」とあたたかく迎えてくださいました。

 

畑仕事をしているおばあさんからは、

「うちのビワの実、好きにとっていいよ」と言われ・・・

言葉通り、こどもたちは遠慮なしに頬張ります(笑)

1年生の分は4年生のお姉さんたちがとってくれました。

 

帰り道にこどもたちから、「探検に行ったら、おいしいものもたくさんあって楽しかった!」

「優しい人たちだったね~」とたくさん感想が出てきました。

探検を通して、さらに村のひとの温かさをこどもたちも感じた1日となりました。

 

 

後日、地域の方にお礼を伝えに行くと「こどもの声が聞こえて嬉しかった、元気になる。」「またおいで」と言っていただきました。

「こどもの声がうるさい」と、公園廃止になるニュースもある一方で、こうしたこども探検隊の1日の存在が、地域に元気を運んでいることも感じます。

今後も様々な村の魅力や自然に触れながら、村のあちこちにこどもたちの”元気な声”を届けていきたいと思います!