はるばる来たぜ青森。
学生時代にバイクで通過したことがある。
大学1年生の時、名古屋から札幌にバイク(50CC)で帰る際に、立ち寄った。
懐かしい気はするが、全く覚えていない。
当たり前か、実に30年も前の話だ。
それ以来となる青森。
仕事で来るのは初めてとなる。
青森大学の「あおもり学」という授業で講義。
一応、私、青森大学の客員教授なのだ。
年に数回くらいは講義をしなければ。
今回の授業は、青森について学ぶ1年生(320人)の必修授業とのこと。
信州に住む私が、しかも30年ぶりに訪れる青森のことを、どう語るのか?
この授業の依頼を受けてから、しばらく悩んだ。
いろいろ考えても同じこと。
ならばいっそのこと、学生自身に青森のことを考えてもらう参加型授業にすることにした。
300人以上の授業では参加型はたいへんだけれど、工夫次第。
そこが腕の見せどころだ。
青森に住んでいながら実は青森のことをあまり知らない学生諸君。
いや、知らないのではなく、知ろうとしていない。
学生諸君に次々と問いを投げかけた。
すると、青森についての多様な想いや言葉が、大教室に飛び交った。
あっという間の90分。
学生諸君からは大好評だった。
青森大学には、自然学校の大先輩が教授として赴任している。
佐々木豊志さん。
久しぶりの再会を喜び、佐々木さんの教員社宅にも泊めてもらった。
夜は青森山田学園の理事長とも懇親。
理事長は、環境教育の大先輩、岡島茂行さんだ。
本州の突端で、大先輩に囲まれて、しこたま飲んだ。
30年ぶりに足を踏み入れた青森は、確かに遠かった。
でも、今回の訪問で、一気に近くなった気がした。
また来よう。
代表 辻だいち
国道も信号もコンビニもない小さな泰阜村。この村に暮らすひとびとの営みから学ぶ教育活動を続けて29年。「ひとづくり×自然×地域づくり=教育立村」のモデルがこの村にあると信じている。51歳。福井県出身。
2017年までのブログ「わが大地のうた♪」はこちらからご覧いただけます!