こどもの「やりたい」から自然にひろがる活動~春休み学童保育

3月18日〜4月5日の平日、13日間に春休み学度保育を開催しました。参加者は延べ181名の参加がありました。

2020年度から長期休み学童保育の拠点が村役場の施設から、小学校での開催となり、遊び方や過ごし方は試行錯誤しながら、やってきています。

小学校での開催はこどもたちも毎日通っている場所で物や施設の場所、使い方を把握できている点で非常に安定したフィールドですが、敷地内で遊ぶことが多く、なかなか活動が広がらないと感じていました。そこで今回の春学童でチャレンジしたことは、徒歩での活動範囲を拡げること。お散歩や探検に積極的にでかけました。

近場で言えば、学校のすぐ裏山の大蝦夷山で遊びました。学校の裏山から見た小学校はいつもと違って見えました。木工の材料を拾ってきて、剣やスプーンを作る子も。

また、桜が見頃の季節でもあり、同じ地区内にある福寿院の花祭りに行ったり、原木シイタケを取らせてもらったりしました。満開の桜や大きいしいたけに感動していました。

小学校の向かいの山、大峰山登山にも何度も挑戦。小学校自体が山の上にあるので、山から山への移動ということで体力的にも大変かと思いましたが、こどもたちは元気に歩ききっていました。

春学童の最終盤では、隣の地区の大畑地区にある神社まで歩くという、ビッグチャレンジも行いました。

今回の学校外へ出かけたことで、たくさんの発見がありました。日常の小学校への登校はほとんどの子がバス通学であり、学校と家の往復です。いつも通っている道でも見え方が違うことで新鮮に感じているようでした。草花から季節を感じることであったり、村の方に声をかけてもらったりと自然や人との関わりが格段に増えたこと。また、出かけた先で見つけた木材から工作が盛り上がったり、薪を拾ってきて焚き火をしたりと自然発生的に活動の幅が広がることもありました。スタッフがすべてお膳立てするのではなく、こどもたちのやりたいことから新たな活動へ繋げていけたことで、自然に幅が拡がっていったように感じました。