【一人一票の職場】1年の成果を知る|グリーンウッドの働き方(2020年度)

小さな組織で成果を出すためにはどうしたらよいでしょうか?

多くの組織は、スーパー社員やカリスマ代表はいませんし、そんな人が現れるのを願っていても仕方がありません。ならばやることはひとつ「個人の力の最大化」です!

簡単に言えば、それぞれが自分の仕事を全うすること。自己成長を続けていくこと。私でない誰かに期待せず、チームで力を合わせて困難や課題も乗り越えるというものです。

そのための方法として私たちが行っていることのひとつが、1年の締めくくりとなる「成果発表会」です。1年のはじまりに立てた計画が達成できたのか、行った事業でどのような成果を得られたのかをスタッフ全員で共有し、確認する機会です。

そんな年度末に行った成果発表会の様子をお伝えします。

特に今年度はコロナで始まり、コロナで終わった1年間。言い尽くせぬほどいろいろありましたが、「いろいろ」とひとくくりにしてしまっては学びはありません。この1年で得たものは何だったのかを言葉にすることが、次のステップにつながります。1年の締めくくりであると共に、次の1年に向き合うべき課題を知る場にもなります。

まずはそれぞれのチームで発表します。

だいだらぼっち専任チームでは、「コロナで自由に動きづらい」という状況で、だいだらぼっちでは足元にある自然に目を向け、季節ごとの食材を採ったり、染め物や木工が流行ったりと、これまで以上に泰阜村を満喫する様子がありました。はたで見ていても、いつも木工場から木づちを振る音が聞こえた様子や、竹でメンマを作ったり、梅干しを作ったりと暮らしの豊かさを感じさせてくれました。

短期チームでは、山賊キャンプが行えなかった分、村のこどもたちの体験活動に力を入れようと、村のこども向けキャンプを3本実施。さらに夏休み学童の委託を受けて、2日に1回は川遊びに行くということにもチャレンジしました。村のこどもたちがどんどんアクティブに、村中をフィールドに遊んでいる姿は、もう村のこどもたちは日本一遊んでいると言えるほどに思います。

大きな収入の柱を失い、団体存続の危機で行った寄付活動では、想像を超える額をいただきました。寄付金のお陰で2020年度を乗り越えることができたのですが、なによりもたくさんの人からの想いを受け取ったことで、グリーンウッド、だいだらぼっちを支えてくださる存在を改めて感じることができました。

各チームからの発表の後は、個人のふりかえりです。
自分が立てた年度初めの目標に対してどうだったのか、またこの1年が自分にとってどんな意味をもたらせたのかを考えます。

例年であればグループに分かれて振り返りをしていましたが、今回は全員から一人ひとりに、成長のためのメッセージを送ります。

全スタッフがそれぞれに書くので時間もかかりますが、このメッセージは自信や勇気につながります。ここでも代表も事務局長も関係なく、同じようにもらいます。内心はドキドキします。

朝9時からスタートした成果発表会は16時に終了しました。ここでやっと1年を締めくくれた実感が湧いてきます。大変だったことも、振り返れば「やっただけのものはある」と胸を張れることに変化されます。

最後はみんなで記念撮影。

1年間本当によく頑張りました!できないことはたくさんありましたが、一方でコロナがなければチャレンジしなかったこともたくさんあった1年間。どんな1年でも得られるものがあるかないかは、その人の受け取る心ひとつです。そういった意味でグリーンウッドスタッフは日本一学び、成長し、楽しめるスタッフだと改めて感じます。

さあ、新しい1年はどんなチャレンジをしようか!この1年の取り組みもぜひご覧ください。