山賊キャンプには本部の運営を手伝ってくれるボランティアもいます。その中でもひと夏ずっと支えてくれたユリアを紹介します。
ユリアはロシアから参加してくれました。ご先祖は戦時中にウズベキスタンに強制移住させられたそうで、韓国人とポーランド人の血が入っているそうです。そんな彼女は考え方もグローバル。世界中どこでも暮らせると話していたとおり、山賊キャンプでもすぐになじみ、こどもたちともたくさん遊んでいました。その姿に私たちも驚きと共に尊敬していました。
そんな彼女にインタビューしました。
-はじめて泰阜村、グリーンウッドに来た印象は?
泰阜村の風景を見た時、大好きなアニメ「夏目友人帳」の世界だ!と思った。とてもワクワクした。
-キャンプに参加した理由は?

-不安はなかった?
一度日本に来たことがあるし、ルーツはアジア人だからあまりなかった。自分も潔癖症できちんとしたいタイプだから、日本のやり方は合うと思っていた。
-参加してみてどうだった?
日本のこどもたちはやさしかった。あとよくあいさつする!ウズベキスタンは厳しく育てられているし、みんなと違ったことすると変だと言われることもある。キャンプのこどもたちはみんな自由だった!
(日本もウズベキスタンと同じく「みんな同じ」が強いよと伝えました。ただユリアが見たキャンプのこどもたちは捉われない自由があったんだなと感じました)
-一番感動したことは?
こどもたちがキャンプファイヤーで感謝状をくれたこと!あれはとてもうれしかった。「工作を手伝ってくれてありがとう」って!
-最後に一言。
大学生最後の夏に日本に来てキャンプ参加できて本当に良かった!
子供達と工作したり料理したりカマドを作ったり、失敗もいっぱいして大変だったけど、少しずつ成長して上手くなった時は一緒に喜ぶことが大切だと思った。山賊キャンプの「チャレンジ基本だ!」のおきての意味もよく分かりました。何もしないと成長できない、失敗しても「あんじゃねー!」(※ 村の方言であんじるなの意味)
これからもいっぱいチャレンジして生きたいと思ってます。


グリーンウッドの代表理事。2004年よりグリーンウッドスタッフとなり泰阜村に移住。一男二女の父。2024年より代表理事となる。