【キャンプNEWS】大人気!泰阜トマトとは?!(物資編)

真っ赤に熟した採れたてトマト。自由に育ったトマトは形も自由~♪

夏の山賊キャンプの楽しみといえばー?そうです!やすおか野菜を食べることです!

 山賊キャンプに参加するみんなのお腹を満たし、心を潤わせてくれる、おいしいやすおか野菜たち。そのひとつである「やすおかトマト」は大人気の逸品です。「トマトは嫌いだけどやすおかトマトだけは食べられる!」というファンが続出するほどおいしいのです。

今回は、そんなやすおかトマトの魅力に迫ってみましょう~。

やすおかトマト三軒衆のみなさん。左から宮下さん、林さん、秦さん。

 上の写真は「やすおかトマト三軒衆」のお三方です。それぞれのハウスで作ったトマトを共同で提供してくださっています。機械化による大量生産やどこでも作れる水耕栽培などが開発されている現代農業の中で、ホンモノのおいしさを追求し、情熱をもって手間暇かかる野菜づくりに取り組まれています。

 野菜づくりで一番大切なことは「土づくり」とおっしゃいます。それから土からの栄養をしっかり吸えるように甘やかさず育てて強い根っこを伸ばさせる、三軒衆のみなさんのトマトづくりから感じるのは、自然の営みをゆがめずに生かす賢さと謙虚さです。ホンモノのおいしさは自然の生命力なのだと言われている気がします。異常気象の影響に困ったり、作物が病気にかかったりしても「あーでもないこーでもない」とお互い切磋琢磨して、まだまだレベルアップされています。そのパワフルさがトマトの味にも表れています。

 やすおかトマトはよい香りがして瑞々しくて、絶妙な酸味が甘さを際立たせる力強い味がします。

林さんのハウス。30mのハウスが10棟あります

 5月上旬。今年も土を施したハウスの中で苗を植える準備が始まりました!連係プレーで作業が進んでいました。さすが無駄のない動き!暑かったこの日のハウスは蒸し風呂みたいです。

作付けを待っている4,000株のトマト(2024年5月)

 このトマトたちがどうやって山賊キャンプのこどもたちの口へ運ばれるのでしょうか?

 毎年2月の作付け依頼から始まり、「いつ何個必要なのか」細かい打合せをする6月を経て、夏本番を迎えます。キャンプ中は組の入れ替わりごとに採りたてのトマトを用意してもらうのですが、今年の予定総数はおよそ2,200個!一度の受け取りで250個程度のトマトをもらいます。しかも完熟、丸かじり。

 こんな大変な納品はありませんが、いつも食べやすい大きさで形のよい、ダントツおいしいところを用意してくださるのです。

秦さんのトマト畑(2023年6月)

 三軒衆のみなさんとのお付き合いはまだ10年程度ですが、もっともっと古くからお付き合いしているような感覚があります。単なる契約農家ではなく、キャンプを一緒に支えてくれる仲間と呼べる、グリーンウッドの相談員みたいなのです。いつも私たちの隣にいてくださる、すごく頼りになる存在です。

 地元の子とよその子といったような区別もなく、「こどもは社会みんなの宝物だで。」「喜んでもらえるとおいらが嬉しいんだに。」といつも愛情たっぷりのみなさん。こどもたちが思いきりチャレンジしてキャンプを楽しんでくれることを、いつも願ってくださっています。

キャンプ場からのお礼メッセージを読みながら微笑む「やすおかトマト」のみなさん(2021年夏)

林さんのハウスまわりを草刈りするヤギたちも、トマトづくりに貢献しています!

 やすおかトマトのおいしさと一緒にたっぷりの愛情も味わってもらえるように、キャンプの準備を進めている毎日。実はトマト以外にもたくさんの農家さんがキャンプのために野菜を育てて待ってくれています。そのみなさんの思いを届けるという使命の重さには緊張してしまうのですが、たくさんのチャレンジャーに出会えることを思い描くとやっぱり今から楽しみです。

泰阜村でドキドキわくわくお待ちしています!