2022山賊キャンプニュースではこの夏、山賊キャンプに参加するこどもたちとその保護者の方へ向けてキャンプ開催の想いや運営の裏側をお伝えします。今回は山賊キャンプでたのしく安全な活動にするために準備を進めている現場スタッフの姿を紹介します。
山賊キャンプ、物資チームのゆべしです。
物資チームでは、キャンプ中のこどもたちのために、食材や備品の用意やフィールド整備を担当しています。
今日も、みんなが安心してキャンプをするために絶賛準備中です。
キャンプで使っている味噌は特別な「さんぞく味噌」と呼ばれています。
実は毎年学生ボランティアリーダー(通称:相談員)と一緒にこどもたちのために作っている手作り味噌なのです。(過去ブログも御笑覧ください→山賊味噌、70キロ仕込みました!)
コロナ禍ということで、今年は泰阜村にいるグリーンウッドスタッフで味噌づくりを行いました。
(左から:なるこ、長老:バズ、ふーみん、なおみち)
この大鍋はなんと長老バズのお家の私物です!
山賊キャンプのごはん作りでは、できるだけ泰阜村で採れた野菜を使ってます。
こどもたちはながーいナスや、まがったキュウリ、ピカピカのトマトなど、カゴの中の野菜を見てなに作る?どこに何の野菜をいれる?と相談して、切り方や、調味料を決めています。
「さんぞく味噌」は、味噌汁もよし、炒めものにしてもよし、隠し味にもよし、チームごとに使い方は様々です。添加物のないお味噌で、みんなの夏バテも予防してくれるのです!
この日は朝から外で火を焚いて仕込みが始まりました。
大量のお豆が指でつぶせるくらいゆだったら・・・
次はつぶす工程にはいります。
この茶色の道具もバズ家の私物。
村の人からの頂きもので、昔から使われている豆を潰すためのものだそうです。
手動で回すと、肉のミンチのように、にゅる~っと潰れました!
なんて便利な道具があるんだ!とみんなで感動しました!
一方こちらはあし踏み隊!
人数が多ければできる量もスピードも上がりますね。
マンパワーがある時はこちらのほうが早そうです!
そして塩と麹とを丁寧に混ぜて、
きれいに潰れた大豆ペーストたちとを丁寧に混ぜて
最後は空気を抜きながら容器につめて完成!
今年は3樽分できました!
発酵までに時間がかかるので、今年作った分は次年度以降のキャンプで使うことになります。
どうかどうか、美味しくできますように!
そして、今年もお野菜は泰阜村のお野菜ばかり。
エネルギーたっぷりのまごころこもったお野菜がキャンプに提供されます。
あるおじいさんは、「うちは農薬あんまり使ってないからな、そのまま食べてくれ!」
あるトマト農家さんは、「形はスーパーで見るのとは違うけど、最後まで太陽の光を浴びて真っ赤にうれたトマトだからな、そこらのよりうまいぞ~」と。
すでに少しずつおすそ分けをもらっていますが、どれも格別なおいしさです!
さて、野菜も味噌もつかってキャンプではどんなごはんにする?
当日会えなくても、たくさんの大人が応援団となって作るキャンプだと思ってこのブログをお読みいただけていれば幸いです。
過去のブログも御覧ください。
農家冥利に尽きる ~山賊キャンプが織り成す経営循環~
物資チームなおみちへのインタビュー編
山賊のみんな、泰阜村でまってるよ!

スタッフ5年目。子供時代、山梨県で10年間親子山村留学をして育つ。そんな当時は生粋のテレビっ子であり、何も学べていなかった!現在その10年を取り返すようにこどもたちに混ざって「村の暮らし」を体感中。緑の景色と川の音に癒され、そのあとおもいきり遊ぶことが好き!