群馬のツインズと再会 ~山賊キャンプが紡ぐ深い縁~

「ん~、かろうじて覚えてるかなあ・・・」
当時7歳くらいで信州こども山賊キャンプに参加した末っ子は、記憶をたどっている。

「私たち、2週間くらいいたよね」
「そうそう、本がいっぱいある部屋で待たされて」
「夕方に次のコースのみんなと合流したんだよね」
双子の姉たちは、次々と当時の頃を思い出している。

この双子とは、3年ほど前に再会。
末っ子とは今回、実に20数年ぶりの再会である。

▼この写真は、3年前に再会した時のもの

場所は群馬県榛名山。
3姉妹のお父ちゃんが運営するオートキャンプ場。
彼は生命力がきわめて強い旧知の仲間。
今回は、請われて安全管理(救命法が中心)の講習に講師としてやって来た。
とかく沈む雰囲気になりがちなリスク関係の講習が、楽しい雰囲気となったのは受講生の皆さんの真摯な姿勢の賜物だろう。
私もまた学び多い1日だった。

講習後には、彼らファミリーによる素敵なBBQの歓待を受けた。
本拠地には初めて来たが、素晴らしい環境だ。
そんな地域にもいろいろな課題があるらしい。
そんなことも肴にして、焚き火を囲みながら語り合う。
あんなに小さかった双子が、今や私と同じこどもたちの未来を創る仕事をしている。
末っ子は今、充電中だという。
それぞれの悩みやこれからの想いを聞いた。

そしてなんと、今年の夏には、四女が信州こども山賊キャンプに参加したとのこと。
「もーりーが長老でね・・・」
と語り始めた四女を見ていると、私も双子と過ごした20年前の風景が鮮やかによみがえる。
なんだかもう、冥利につきるというかうれしいというか。
うれしくて、懐かしすぎて、そして笑いすぎて、不覚にも涙がちょっぴり出てしまった。

この姉妹たちと、いつか一緒に仕事がしたい。
そんなことを想いつつ、講義を終えて榛名山から降りてきた。
もっとこの場にいたかったが、私の本拠地でもこどもたちが待っている。
榛名山に入る時は、頂上にある湖が凍るという風に少し震えていた。
降りる時にはそれが心地よい風に変わっているから驚きだ。
麓まで降りて、榛名山を振り返って深呼吸。
そして心に想った。
20年前に泰阜村で産まれた縁を、今、再び感じることができて幸だ、と。
豊かに紡いでいかなければ、と。

前を向こう。
未来に向かおう。
そして次の地へ、次のステージへ、足を進めよう。

代表 辻だいち

国道も信号もコンビニもない小さな泰阜村。この村に暮らすひとびとの営みから学ぶ教育活動を続けて25年。「ひとづくり×自然×地域づくり=教育立村」のモデルがこの村にあると信じている。47歳。福井県出身。
2017年までのブログ「わが大地のうた♪」はこちらからご覧いただけます!