あんじゃねの森遊び!村の子が感じたこと

こんにちは!スタッフのだいちゃんです。1月の「あんじゃね学校」の様子をお届けします。「あんじゃね学校」とは、泰阜のこどもたちが村の暮らし・文化・歴史・自然体験を通じて地元を身近に感じてもらうように、毎月行っている泰阜の小学生向けの活動です。1月は冬の森遊びの様子をお伝えします。

 

森に到着したら一日何をして遊ぶか、お昼ごはん当番など作戦会議をしてから自由な森遊びがスタート。さっそく一人の男の子が「だいちゃんロープない!?」と声をかけてくれました。何に使うのだろうと思いながらもロープを貸すと、木に登り始めて「ブランコを作るんだよ!」と大きな声で言っていました。

あっという間に結んでブランコが完成!しかし、作ったはいいものの「座る所が固いな・・・なんとかならないかな」とこどもたち同士で相談していました。話し合った結果、たき火用の新聞紙を持ってきて「これをクッションにしよう!」と面白いアイディアを出していました。

改めてブランコが完成!「これでお尻が痛くないね」と自分たちで考えた新聞紙効果を実感していました。果たして本当にクッション性があるのか、そもそも新聞紙がベストなモノだったのかは分かりませんが、自分たちでここにある物を見て頭を捻って考えた答えだったので、口を出さずに見守りました。あえて見守った理由は、座り心地よりみんなで決めたことを大切にしたいからです。そのため、新聞紙が破けるなど問題ももちろんあります(笑)そんな課題が生まれた時こそ、みんなで解決の方法をまた話し合えたらどんどん面白くなると感じました。

続いて探検に出発!いつもと違う冬の森に「氷柱ができててキレイ!」「小川が凍って歩けるよ!すごい!」と驚いていました。また、獣道を見つけると「どんな獣が歩いたんだろう」「獣は自由に森で遊べていいな。獣になりたい」と話していました。どんどん歩いて行きます。

歩いていると登れるツルが絡んでいる木を発見!みんな木登りが大好きです。

最後のふりかえりの時には「探検が一番楽しかった」と言う子が多かったです。なぜいつも行っている探検が、今回印象に残ったのかとても不思議でした。ただ私が思うに、冬の景色や登れるツルがあったことも要素の一つですが、一番はあんじゃねの森のスケールの大きさを肌で感じたことだと思います。こどもたちは、11月頃から普段過ごしている学童の近くにある森で秘密基地を作っています。その森に毎日通って木のことを教えてもらったり、斜面の歩く道をつくる整備を行っています。そのため、日常的に通っている森があります。(学童の様子https://www.greenwood.or.jp/tane/9406/)その日常がある上であんじゃねの森に訪れると、どこまで歩いても森であるあんじゃねの森がいつもと違う見え方になって面白かったのだと思います。実際に私もそうでした(笑)日頃の活動が活きたようで嬉しいです。また、今回は新しいチャレンジも行われていました。それは、森の赤土を粘土にして、たき火でコップを作るチャレンジです。「これ使えるように学童に持って帰って、陶芸の先生に見てもらうんだ」と笑顔で教えてくれました。

どんどん新しいことにチャレンジしていくこどもたちの今後が楽しみです。以上報告でした。