こんにちは、地域教育「あんじゃねっこ」担当のみけです。
9月はこどもたちと一緒に身近な草花を使って「草木染め」にチャレンジしました。
「草木染め」といってもピンとこないので、まずは作戦会議。見本を見ながらイメージを膨らませます。
玉ねぎの皮や、マリーゴールドの花、ヒノキの皮などいろいろなもので染められることに驚くこどもたちでしたが、その驚きはだんだんとワクワクに変わります。話し合った結果、玉ねぎの皮、ヒノキの皮、ソヨゴの枝葉で染めることにしました。
玉ねぎの皮はおうちで料理に使った玉ねぎの皮を集めることにしました。
みんなで持ち寄った玉ねぎの皮を集めて煮だします。
ヒノキもソヨゴも煮だしている間に、布に模様をつけます。
ビー玉や割りばしや輪ゴムを使ってそれぞれに模様をつけました。輪ゴムでしっかり縛らないと緩んでほどけてしまうので、ちょっと難しかったけど、みんなしっかり自分でゴムを留められました。
煮だしてできた液を「染液(せんえき)」と言います。3つとも準備が整いました。
左から、玉ねぎ、ヒノキ、ソヨゴです。ソヨゴの染液を見て、「お茶みたいだね!」とこどもたち。
模様をつけた布を染液に浸して、今度は布ごとグツグツ煮ます。
不思議なことに、ソヨゴの液は似ていたらほんのりピンク色になってきました!
この後は冷めた布を干して乾かします。
その間、こどもたちは給食とお昼寝 zzz…。どんな模様になっているのかは起きてからのお楽しみ!
お昼寝の後、乾いた布からビー玉や割りばし、輪ゴムを取り外します。しっかり留めてあるのでほどくのも一苦労。でもみんな一所懸命にほどきました。
ほどいて出来上がった作品を見てください!すてきでしょ?
玉ねぎは黄色っぽい茶色、ヒノキはピンクっぽい薄い黄色、ソヨゴは優しいピンク色に染まりました!
根気のいる作業も最後まで自分たちでやり、困っているおともだちには声をかけてあげたり手伝ってあげたり、草木染の面白さや不思議さを味わうことはもちろんですが、仲間とのやり取りの中にもこどもたちの育ちの種がたくさんあった一日でした。
次回はこのハンカチにおにぎりを包んで山登りです!みんな楽しみにしていてね!

こどもと大人が力と智恵を出し合って暮らしをまわしていることに魅力を感じ、グリーンウッドに参画して36年目。今もだいだらぼっちのこどもたちや地域のこどもたちと日々奮闘中!寄る年波には勝てないので一緒に走り回ることはできないが、こどもたちと一緒にあちこち歩き回ったりキャンプしたりするのはできる。今のお気に入りは虫のいない季節に野宿して夜空を眺めることと、帰ってきたOB・OGと一緒にお酒を飲むこと!。