シリーズでお送りする『山賊キャンプのスタッフってどんな人?』は、私たち山賊キャンプに携わる長老陣や裏方のスタッフを、定期的にインタビューで紹介してまいります。長老編第1弾は山賊キャンプの長老 もーりぃ(森 久哲)にインタビューを行いました。
―まずは自己紹介をお願いします。
奈良県出身36歳。二人兄妹の長男です!趣味はギターを弾くこと、料理をつくること。最近は薪ストーブのある家での暮らしを始めたので、薪小屋づくりや冬に向けての薪割など日々頑張っています。大学卒業後中学校で家庭科の教員として2年間働いた後、学校教育以外の教育について実践の中で学びたいと思い、”山村留学”を行っているNPOグリーンウッドに来ました。
―普段の仕事について教えてください
山賊キャンプの長老を務めて11年目になりますが、一年間の山村留学「暮らしの学校だいだらぼっち」の現場責任者も務めています。全国から集まった20人の小中学生が村の小学校に通いながら一つ屋根の下での共同生活を行います。ここでの私の役割は言わば「お父さん」的な立場です。安全面や精神面など全体を見守りながら、こどもたちのやりたいことを応援するのが役割です。
―山賊キャンプで大切にしていることを教えてください
山賊キャンプでは、特に「ごはんづくり」を大切にしています。世にはたくさんのキャンプがありますが、ここまでしっかりごはんづくりを行うキャンプはなかなかありません!山賊キャンプでは食材が渡され、こどもたちがメニューを考えるところから始まります。
食は、体を作る大事な要素なので重視しているということもありますが、このようにメニューをこどもたち自身が考えて形にできることは、身近なチャレンジの場にもなるのです。仲間と協力しながら一生懸命火をおこして、緊張しながら切り出して。何度も確認しながら味付けをして出来上がったときのごはんの味は格別です!その時の感動を、多くのこどもたちに味わってもらいたいですね。
―最後に、これからキャンプに来るこどもたちへメッセージを一言!
ごはんづくりは、キャンプに来ればいきなりできることでもありません。普段どういうものを自分が食べているのか、この調味料をいれるとどういう味になるのかなど、日頃の食について興味を持っているだけでもこどもたちのチャレンジの幅は広がります。食卓に並ぶおかずの食材について話してみたり、お家で簡単な料理を作ってから参加すると、より山賊キャンプを楽しめると思います。ぜひ、やってみてください。
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もーりぃ、ありがとうございました!
次回のシリーズ『山賊キャンプの長老ってどんな人?』は 長老 バズ にインタビューを行います。

地域での子育てに関心を持ち、2014年に新卒でグリーンウッドに就職。大学時代、間伐ボランティアをやっていたことから、現在は泰阜村の森林を生かした活動に関心がある。また妊娠・出産を経て、子育てに奮闘中。2児の母。