元旦からマラソンするのが信州人である ~おっさんから20代の若者に引き継がれた~

あけましておめでとうございます。

元旦は、「新春元旦マラソン大会」が行われた。
30年ほど続く私の集落の恒例行事である。
集落のひとびと100人以上が集り、おだやかな元旦の時間を走ったり歩いたり。
あちこちから「・・・今年もよろしく・・・」の挨拶が聞こえる。
走った後の大宴会つまりは集落の新年会も、カラオケあり、抽選会あり、そして冬の山賊キャンプに参加するこどもたちの出し物ありで、とっても楽しい元旦になった。

想えば、この村に来た26年前からすでにこのイベントは行われていた。
当時若手のひとびとが企画・運営を手がけて。
私も20代前半だったが、周りのひとたちも皆、20代後半や30代と、バリバリ若かったな。
5年前から集落に住む現在20代の若者たちが、このイベントを引き継いでくれた。
みんな家でのんびりしたいであろう元旦に、私たちがずっとやり続けてきた行事が、こうやって次の世代に引き継がれていくことはほんとにうれしい。
5年前まではあのステージの上で司会者として絶叫していた自分を想い出し、笑える想い出として元若者のおっさんたちで飲んだ飲んだ♪

国道も信号もコンビニもない山村のひとびとが、少ないながらもそれぞれの資源(時間、労働、情報、食料、お金)を持ち寄って、支えあいながら豊かなコミュニティを創りあげている。
時代を生き抜いた小さな山村のひとびとの営みに敬意を払い、今年も身の丈にあう形で世の中に発信を続けたいと想う。

今年もよろしくお願い申し上げます。

代表 辻だいち