ホールアース自然学校×NPOグリーンウッド|スタッフ研修報告

2月にスタッフの外部研修として、バズ・くる・あおで、静岡県にあるホールアース自然学校へ視察見学に行ってきました。

ホールアース自然学校は、こどもや親子を対象としたキャンプ、教育旅行の受け入れ、企業研修、里地里山の保全活動、施設運営など、多岐にわたる事業を通して自然体験を提供している団体です。

同じ「自然体験教育」の分野で活動する団体として、そしてグリーンウッドよりも長い歴史(はじまりは1982年)をもつ団体として、継続的に活動してきた運営の工夫や、組織としての歩みについて学ぶことを目的に訪れました。

 

富士山本校にて

まずはじめに、代表の山崎さんから団体の概要、事業の特徴、そして組織運営の考え方についてお話を伺いました。

 

同じ「自然体験教育」を行う団体といっても、その姿は本当にさまざま。

スタッフの数、収益規模、拠点の数も(ホールアースは静岡・沖縄・福島・新潟で活動!)私たちとは大きく異なります。

さらに、収支のバランスをとりながら「チャレンジするところ」と「確実にやるところ」を明確に分けていること、そして、スタッフ一人一人のやりたいことや強みも活かしながら事業を広げていく運営スタイルも特徴的で、とても印象に残りました。

こうした違いは、団体それぞれの『個性』でもあります。
いろいろなお話を聞くなかで、私たちの団体としての個性は?強みはなんだろう?と、客観的に自分たちを見る視点を得ることができました。

 

また、組織運営についてのお話もとても興味深かったです。

ホールアース自然学校もこれまでの歩みの中で組織体制が大きく変わり、試行錯誤を繰り返しながら今の形に至っていることを知りました。

まさに今、私たちも組織の方向性や課題について、スタッフで話し合いながら形をつくっている最中です。

そんなタイミングだったからこそ、山崎さんの
「大事な軸を探しながらよろめく力も大事」
という言葉が深く心に残りました。

行ったり来たり、揺れながらも、その時々で自分たちが大事にしたい軸を明確にしていくこと。

それをあきらめず考え続けていきたいと感じました。

 

そのあとは、「富士山本校」の敷地を案内していただきました。

 

 

敷地からすぐ近くの川遊びのフィールドも見に行きました。この日はあいにくの雨でしたが、それでも透き通ったきれいな川です。

 

自然豊かな環境のなかに、手作りの設備や遊び場がたくさんあり、私たちと似たような空気感を感じました。手作りだからこそ、壊れたら自分たちで直し、手を入れながら長く使う。その姿勢に強く共感しました。

 

 

田貫湖ふれあい自然塾へ

富士山本校から少し移動して、次に訪れたのは「田貫湖ふれあい自然塾」。

雨から雪に変わり、あっという間に雪景色


田貫湖ふれあい自然塾は、環境省が設立した、公設民営型の自然学校です。

来館者が気軽に自然や生き物について学べるよう、体験プログラムや工夫を凝らした展示がたくさんありました。

 

見て、触れて、感じて、おとなもこどもも楽しく学べる工夫がいっぱい

 

洞窟を体験できるスペースもありました

 

 

富士市立少年自然の家/丸火自然公園の見学

さらに移動して、「富士市立少年自然の家/丸火自然公園」も見学しました。

 

 

丸火自然公園内の小さな洞窟も案内していただきました。ミニ洞窟探検にワクワク!

 

静岡県内だけでも3カ所もの拠点があり、多くの拠点をもつことによって、それぞれのフィールドの特色を生かしつつ、広く多くの人に自然体験の場を届けられているということを実感しました。

 

 

研修を終えて

同じ自然体験教育の分野で活動する団体として、直面している課題に共感したり、自然体験を通した人づくり・社会づくりを志す仲間に出会えた喜びや安心感を感じられる、とても良い研修でした。

そして、「自然体験」というくくりの中でも、成り立ちや歩んできた道、持っているフィールドが違うからこそ、それぞれの違いも見えてきました。

その違いを通して、改めてグリーンウッドを見つめ直し、新たな視点で捉える機会にもなりました。

これからも、グリーンウッドに活かせることは積極的に取り入れつつ、「ここ(泰阜)だからこそできること」「私たちだからこそできること」にも目を向けて、組織や活動をよりよくしていきたいです。

 

今回の研修をコーディネートしてくださったホールアース自然学校の大武さま、そしてスタッフのみなさま、本当にありがとうございました!