こどもたちから創造の可能性を学んだ|長期ボランティアのはる

-今回ボランティアに申し込んだ経緯は?

長期ボランティアに参加しようと思ったきっかけは、大学のポスターを見たときに「やりがいしかない、行くしかない」と突き動かされた感覚があったからです。自分のこれからの生き方について考えていたということもあるし、こどもたちと関わり、成長を間近で見たいという思いも強く、不安は全くありませんでした。

 

-こどもとの関わりから学んだことはありますか?

数えきれないほどあります。特に印象的だったのは、こどもたちの「やってみよう」という志の強さです。大人になるにつれて、経験や現実を理由に挑戦を避けがちですが、こどもたちはそんなことよりもまず動き出します。その姿から「成功は動き出した者にしか与えられない」ということを強く学びまし た。また、こどもたちは予期せぬ行動をとることも多く、その都度臨機応変に対応する力を身につけたと感じています。

 

-スタッフとの関わりから学んだことは?

スタッフの皆さんからはとにかく多くの刺激を受けました。まず、 親身に接していただいたことが本当に嬉しかったです。日本や世界を変えるのは教育しかないと信じ、こどもたちに真摯に向き合う姿に、自分も背中を押されるような感覚を受けました。その姿勢に刺激され、自然と誰よりも現場を楽しむこ とができ、学ぶだけでなく、全力で関わることの大切さを実感しました。

 

-本部スタッフ(運営側)として学んだことはありますか?

本部スタッフとして関わったことで、全体を見る力を身につけることができました。本部にいるからこそ、こども50人の様子を把握しなければならず、体調不良や怪我を未 然に防ぐために、ボランティア同士やスタッフとの密なコミュニケーションが不可欠で した。一般ボランティアとして個別に関わるだけでは得られない「全体を見ながらチー ムで支える視点」を学ぶことができ、臨機応変に対応する力を身につけたと感じています。

-今回の参加を通して感じたことはありますか?

このボランティアを通して特に感じたのは、こどもたちから創造の可能性を学んだことです。大人になると「大人らしく振る舞わなければ」と思いがちですが、そうではない と気づきました。年齢に関係なく、子ども心や自由な発想を忘れてはいけないと強く感じました。現実を見ることはもちろん大切ですが、創造性の幅を広げるためには、こどもだからこそ持つ視点を大人も意識して活かすことが必要だと学びました。

-これから長期ボランティアに来るか悩んでいる人へ一言!

とにかく「やってみたい」と思ったら、ぜひ来てほしいです。これまで海外旅行などで 世界の広さを感じ、価値観が変わる経験もしてきましたが、長野・泰阜村での生活はそれ以上に、自分の人生を前向きにしてくれる体験でした。こどもたちやスタッフとの関 わり、自然の中で過ごす日々は、言葉にできないほど貴重で、確実に成長できる場所です。ぜひ行ってみてください!