先日、夏の山賊キャンプの報告会「想い出会」を東京と名古屋で開催しました!「想い出会」とはキャンプに参加したこどもたち、保護者の方、相談員(ボランティア)、そして私たちスタッフが集まり、ビデオや写真を見ながらキャンプの思い出をふりかえる会です。


今年は東京会場には約300名、名古屋会場には約90名の方が参加してくださりました。大勢の方が集まり、会場も熱気に包まれます!…しかし、キャンプ場では元気いっぱいのこどもたちも、久しぶりの再会に少し照れている様子(笑)。なので、まずはキャンプの楽しい雰囲気を思い出すために、キャンプの長老たちがゲームをしました。


長老の個性があふれるゲームのおかげでだんだんと緊張もほぐれました。最後はキャンプでお馴染みの「ごはんのうた」を大合唱。保護者の方も「キャンプから帰ってきたこどもが口ずさんでいる、あの歌!」を一緒に楽しんでいただきました。

その後はキャンプのビデオや写真スライドを上映します。ビデオ映像はひと夏の様子を15分にまとめたもの。裏方ボランティアとスタッフが合間を縫って撮影し、編集しました。

次は農家さんビデオです。以前はキャンプ場に農家さんが来ていただいて、こどもたちに直接お話することもありましたが、近年は保護者の方も含めて、もっと多くの方へお野菜作りへの想いを伝えるためにビデオメッセージでお届けしています。
今回はナスを作ってくださっている宮島さんからのメッセージです。今夏は合計300本!(45キロ)のナスを納品してくださりました。



安心な野菜を届けるための土づくりと肥料へのこだわり、野菜本来の力を引き出し丈夫な木にすること、今年は雨の日が少なくて苦労したこと、お家でも残さず食べてほしいこと…。日常にも繋がる大切なことを語ってくださりました。美味しいお野菜をいただいた、自分たちで食事を作った、という体験があるから、こどもたちに伝わる想いもあると思います。
山賊キャンプでお出ししている野菜の9割は泰阜産であり、地産地消にこだわってスタッフが尽力しています。食の大切さ、農家さんへの感謝を改めて感じる時間でした。

想い出会の最後は「長老への質問コーナー」。会場から質問を集めて、長老陣が回答しました。
「この夏一番楽しかったことは?」「好きな泰阜村の野菜は?」「何で長老になろうと思ったの?」などの質問があり、私たちの人となりやキャンプへの想いを知っていただく時間になりました。





最後に、想い出会に参加してくださった保護者の方の声を紹介します。
「ビデオやスライドショーも感動しました。みんなの笑顔、表情が素晴らしかったです!」
「朝どれの新鮮な野菜を食べていたと聞いて、苦手な食材に挑戦できていたことに納得がいきました」
「こどもがキャンプの仲間と再会し楽しそうにしている姿を見て、こんな雰囲気でキャンプを過ごしていたんだ、良かったと思いました」
「長老や相談員さんと直接お話ができたのも貴重な機会でした」
「ビデオを見て、スタッフの方々の熱意を聞いて、ここにこどもを預け、体験させていただき改めて感謝でした。こどもをあんなに笑顔いっぱいにさせていただきありがとうございました。」
私たちも保護者の方々と直接お話することで、ご家庭でのサポートもあってこそ、山賊キャンプを運営できていることを実感しました。こどもたちが体験から学ぶ場を、保護者、相談員、泰阜村の方…いつも力を寄せてくださる大勢の方々で創り上げていることを、再確認する想い出会になりました。
皆さま、ご参加いただきありがとうございました!

想い出会終了後は相談員とふりかえり。ひと夏終わり、想い出会でのこどもたちの笑顔を見て、ほっと一安心。想い出会も一緒に場をつくろうとする積極的な姿勢が心強かったです。ありがとうございました!
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九州で育ち、泰阜村に来て7年目。自己決定を重ねながら人が育つことを大切にしており、こどもとの関わりの上で自身の在り方が問われる日々。山や森に出かけたり、イラストで物事を表現するのが好き。