こどもがキャンプを企画!やりたいが詰まった2泊3日|放課後児童クラブいってきました

スタッフのだいちゃんです!グリーンウッドが行っている村の放課後児童クラブ「いってきました」の様子をお伝えします。2学期のある日、ある女の子が「最近キャンプしてないからみんなでしたいな~」と友達と話してました。そうしたら、「私もやりたいと思ってた!キャンプ!」と意気投合し、仲間を集めて企画づくりが始まりました。スタッフが話に入らなくても「場所はどこがいいか」、「ごはんは何をつくる?」と、低学年の時からキャンプをしているこどもたちは必要なことを経験から想像力を働かせて話し合っていました。

毎日放課後の時間を使って、キャンプ中のスケジュールや、メニュー、遊びなど話し合いを重ねて企画が完成しました。こどもが考えた夢のキャンプ。なんと始まりは金曜日です。学校から帰ってきた放課後の時間からスタートして2泊3日で行われます。場所はいつも遊んでいる放課後児童クラブに初日お泊りして、次の日は以前ツリーハウスを建設したあんじゃねの森へ移動してキャンプを行います。

企画ができたら仲間集めのためにチラシづくりです。

スタッフのだいちゃんと話し合ってデザインや写真などを選んでかわいらしいチラシが完成しました。

いよいよ開催当日、学校から帰ってきたこどもたちはお風呂焚き係、夜ごはん係、物品集め係に分かれて必要な仕事を行います。お風呂焚きでは、普段だいだらぼっちのこどもが使用している五右衛門風呂を焚きます。こどもたちは興味はあるけど、いつもは入浴できない憧れの五右衛門風呂に入ることができてとても満足した様子でした。薪で焚く暖かさと、仲間と入る温かさを感じているようでした。

初日の夜ごはんはチャーハンでした。おいしくいただいたあとは、この後の段取りを取ります。企画づくり含め、キャンプ中の仕切りもこどもたちが行います。もちろんスタッフがフォローをしますが、基本キャンプを回すのはこどもたち。その責任感からか、何事も自分事として考えて、普段声掛けが苦手なこどもが声掛けしていたり、仲間の声を聴くことを意識していたりと、普段見せない一面を見ることできました。

片付けを終えた後はきもだめしを行いました。いつも遊んでいる場所ですが、夜になると真っ暗で違う場所に思えます。普段夜に外に出歩くこともないので未知な体験に高学年のこどももドキドキ・ワクワクです。

次の日は荷物を持って「あんじゃねの森」へ移動しました。みんなが大好きな森に笑顔なこどもたち。

 

着いたら段取りを取ったらごはんづくりスタート。だんだん「段取りをとろう」という声が自然と出てくるようになってきました。普段から、薪割りしている子は斧を持って「焚き木作ってくるわ」と薪割りをしたり、薪ストーブや日常の焚火から火を起こすことに慣れているこどもたちは坦々と火おこししていました。日常の積み重ねで培った力を思う存分に発揮している姿を見るととても頼もしいです。

お昼ごはんのピーマンの肉詰めが完成。

夜は森の中でキャンプファイヤーをしました。高学年になると「体を動かす遊びは恥ずかしくてヤダ!」という子もいますが、不思議なものでキャンプファイヤーだと全力で遊んでくれます。暗くて周りを気にしないからか、キャンプの空気感がそうさせているのかわかりませんが良い雰囲気です。

寝る場所は満点の星空を見ながら寝たい野宿組、お友達とくっついて寝たいテント組、自分たちでつくった出来立てツリーハウスで寝たい組、3つの好きな場所を選んで就寝しました。みんなで一つの場所に寝るのではなく、それぞれ好きな場所を自分で準備して寝るということが「いってきましたらしさだな」と感じました。どの場所のこどもたちも就寝するギリギリまで楽しそうでした。

↑テント泊

↑野宿泊

ツリーハウス泊↑

最終日の朝はホットサンドとオニオンスープをつくりました。

3日目のお昼には解散です。朝ごはんを食べ終えた後は片付けと身支度を終えて、放課後児童クラブに帰ってきました。金曜日の放課後から始まったため、キャンプの持ち物だけでなくランドセルも持って帰らなければいけません。大変そうではあるけども、みんなやりきった達成感を感じてか満面の笑みで元気に帰っていきました。

今回のキャンプを経て、こどもたちは自分たち次第でやりたいことは実現できると実感したのではないかと思います。日に日にたくましくなっていくこどもたち。次にどんなチャレンジするのか楽しみです。