4月に2週間インターンシップに参加してくれた学生“おいも”を紹介します。
4月はだいだらぼっちのこどもたちの暮らしが新たに始まったばかりのシーズンです。
いろんなことを話し合いで決めないと、こどもたちの暮らしが進まない。そして、覚えたての暮らしをインターン生に教えていく・・・毎日お互いに新鮮な気持ちで過ごしました。
ーインターンに参加した理由を教えてください
暮らしの中で、学ぶとはどういうことかを自身が実践を伴って学びたいと思っていました。また、今後の進路として、生きる上で必要な気づきや学びを得るような場をつくりたいという思いもあり、運営側の視点も合わせて見るために参加しました。
ー今回の活動について
山賊キャンプの広報事務や、キャンプで使う野菜の植え付け作業、村の子の学童「いってきました」、そして「暮らしの学校 だいだらぼっち」と、グリーンウッドのそれぞれの活動に携わることができました。

日中の事務仕事の様子

だいだらぼっちのこどもたちの話し合いの様子
また、だいだらぼっちとしては新年度の始まりの時期に参加し、まだ完全には生活に馴染めていない子どもたちと一緒にこの時期を過ごせたことが、自分にとっても貴重な体験となったと感じています。
―こどもたちと過ごして気づいたことは?
なぜそれをするのか・してはいけないのかを、言葉で丁寧に伝えれば子どもたちも理解してくれることに気づきました。子ども同士でもそのやり取りが行われていて、その姿勢を大人たちも持つ必要があるのだろうと思いました。

こどもからニワトリの関わりかたを教えてもらうことも
―自分自身の気づきや学びについて
1年間ここで暮らすことになるこどもたちにとっては、4月はまだ始まったばかり。だから、今の悩みやいざこざは時間が解決してくれるものなのかもしれないとも思う一方で、今目の前で不安そうにしている子に対して、今の自分が掛けられる言葉や示せる行動は何なのかを常に考え悩みながら過ごしていました。
相談員(グリーンウッド職員)から声をかけられる中で、自分が感じた違和感に対して自分が伝えた方がいいと思えば、それを信じてまずは伝えることが大切なのだと気がつきました。

帰る当日、こどもたちから「ありがとう」のお手紙が…♡
また、こどもたちがチャレンジしているのを見て、ヒノキでお箸を作ったり、お茶碗を作ることもしてみました。自分の手からものを生み出すことの楽しさと、体験をする大切さに気付きました。
今はまだスタートしたばかりのだいだらぼっちのこどもたちが、この一年を通してどのように変わっていくのか、とても気になっています。また泰阜村に行きたいです。
グリーンウッドのインターンに参加する学生は、学校の先生を目指すひとや、おいものように居場所づくりをしたいひと、田舎でなにかしてみたいひとなど様々です。
また、今回のインターン生は、九州からはるばる長野県へ、そして、自らも進路へと大きく一歩踏み出す前にグリーンウッドへやってきてくれました。
おいものこれからも楽しみです!また帰ってきてね!
さて、グリーンウッドのインターンは社会人も学生も随時申し込み受付中。
参加する人によってももちろん感想は違いますが、時期により、まったく違う色の出来事に出会います。(過去ブログはこちら)
あなたも、「こどもたちのために働く」、そして「ひとりの仲間として暮らす」、両方を体験できるインターンシップにチャレンジしてみませんか?
また、グリーンウッドの団体概要・グリーンウッドの職員に関心をお持ちのかた向けにオンライン団体説明会(6月7日) も予定しています!
教師でも指導者でもなく、支援員でもない、 「相談員」とは?
多数決のない、決まった遊び・暮らしのない場を支える、大人の役目ってなんだろう。
ご興味のあるかたはぜひ、お問い合わせください。お待ちしております!